最近思うこと。
この仕事って「翻訳業」だなって感じてます。
この業界にいると、
クライアントに提案する「面白い企画」「新しい媒体」を実際にやってもらうために
「ロジカルな根拠付け」
が必要。
たとえば、最終的な企画内容が
「女子高生がブログで赤裸々な日記をつけて、
それに反応するユーザーを囲ってプロモーション用のコミュニティを形成する」
みたいな、ちょっとおバカな企画内容でも、
「今のターゲットにおける、女子高生層に対する興味は上昇傾向にあり、
その根拠として、ビデオリサーチによると、TVの女子高生関連番組の視聴率の伸びが前年比○○%伸びており・・・・」
みたいに、裏づけを半分無理やり作って説得することが必要になってくる。(この例は大げさだが)
コンペ案件なんかになるとなおさらだ。
しこしこと徹夜で、みんながどれだけ女子高生が好きなのかを理解させる資料
を作り上げる。
でも、時々資料をつくりながら
「これって、そんなに必要なことなのだろうか」と疑問に思うことがある。
だって、こんなこと、みんななんとなく分かるよねえ?って内容が結構多いし
実際、担当者と自分のあいだでは
「これ、いいじゃん!面白いよ」
「ですよね。絶対盛り上がると思いません?」
「いいねえ、やりたいね~」
って、根拠はないけどちゃんと共通認識を持ててたりするんです。
でも、かならずその後に・・
「だからさ・・・。 ウチの上を説得できる資料つくってね。」
と来るわけです。
そりゃ、当然だけど。
そもそも自分達の思い込み(仮説)が正しいかどうかを
検証しなおすことはとても大事なことであることは充分理解できますし。。
でもね。。どんな調査しても、どんな強固なロジックたてても、
結局やってみなきゃわかんない世界じゃないですか。。。
でも、やんなきゃいけないんですよね。これは。
ここからが、この業界の営業の大変なところなんですね。
要は、今の会話を
会社と会社の共通言語に翻訳してあげる作業に入るわけですね。
例えてみたら、
英語がわかんなくても、外人とその場の雰囲気やノリで盛り上がって
友達になったりできるけど、
それだけじゃ金の貸し借りができるほどの
友情は生まれないわけです。それができるようになるには
言語の力が必要。
だから、僕らは会社と会社の共通言語に翻訳し続けるのが仕事なんですね。
でも、本当は徹夜で資料なんか作んないで、プレゼン当日に
言ってみたいんですよ。
クライアント側の決済持っているお偉方に
「細かいことはいいじゃないですか。
だって、女子高生きらいじゃないでしょ?」
って。