今日は 『原爆の日』
あれから 77年… 人間はまだ 戦争をやめようとしない。




お疲れちゃん

神社で 手を合わせてるうちに
向かいのお店から お呼びだしがかかり

まずは 鰻のヌタで 一杯。

ここは 老舗の鰻屋さん。
めっちゃ有名なお店らしい。
お店の横には 待合室があるほどだ。

それでも お店のなかは庶民的なつくりで
気取りもなく、居心地がいい。

お酒はビールしかないので
ゆっくり呑んだくれるわけには いかねぇけどね…待ってるお客さんも居るしね。


関西風の鰻の蒲焼きは、腹開きで捌いたウナギを そのまま焼くんだ。
関東の蒲焼きは、一度 蒸しあげたものをタレ焼きにするから ふっくら食感なんだが、

関西……静岡あたりから 西の地方は 関西風なのだそうだ。

なので 西の鰻は、
外は パリっと 中はふっくらで、関東のとは 違うぞ。

タレも 少し辛めかな…。

西の鰻も 美味いなぁ。
酒に 合うわ~…日本酒 欲しくなる。
焼酎やワインもいいかもしれない。ワインは白でもいいが、実は 赤も合いそうだ…やべ ビールじゃものたりなくなってきた。。。けど、ガマンだな。

この鰻屋さんの定食は、“ 肝吸い ”  ではなく、
「呉汁(ごじる)」なんだそうだ。

俺…呉汁 初めてだ。
大豆を擂り潰したものを「呉」というそうで、
呉を味噌汁にいれたものが「呉汁」。日本各地に伝わる郷土料理なのだそうだ。

具は豆腐とネギ…大豆祭りだ。
初 呉汁…大豆の風味が独特で 苦手な人もいるかもしれんが、俺は…けっこう好きかも。。。


夏の暑さに負けぬように
鰻食って 気合いいれてかないと。
…おっかしな暑さになってきてるしね。
日本は亜熱帯地域になっちまうのかね。

西の鰻を食べたら
関東の鰻も食べたくなった…食べ比べてみたいなぁ。。。同時に出す店があったらいいなぁ。

若い頃は 鰻屋で酒を呑む…なんて 出来なかったし、考えることもなかった。
オッサンになって、気持ちに余裕ができたのか 
日和っちまったのか。。。

鰻が贅沢品じゃなくなる日ってのはくるのかね。
やきとり屋さんや 牛丼やさんにふらりと入るように、鰻屋の暖簾をくぐる…そうなってほしいんだがなぁ。

俺が 金持ちになればいいのか…いゃ その夢は叶わなそうだから
養殖やら繁殖やらの技術の発展に期待するしかないか。

新型ウィルスは 治まらねぇし
戦争はなくならねぇし
秘密を晒して 不幸を悦ぶ輩もいるし

世知辛い世の中は
さらに 窮屈で心許ない。

こうなりゃ 予祝だ前祝いだ…ってな気持ちで
鰻屋で一杯って寸法だ。

日本に原爆が落とされて 77年。
あえて この日に未来を祝して、日本古来のオマジナイ 予祝だよ。

生きる想いを奪われた あまねくすべての命に
献杯。

そして 日本の未来に 乾杯。


今夜もしたたか酔って候