↑↑ 斉木テツ出演舞台 詳細・チケット予約はこちらから
訃報が届いた。
…なんてことだ。
渡辺裕之さんが 亡くなった。
俺の 兄貴分の俳優【武智 大輔】さんが兄貴と呼ぶ人。
つまり 俺からしたら 大兄貴だ。
映画と舞台でも お世話になった。
器の大きな とてもステキな人だった。
『気』という字を書いてくれた。
“ 気 ” は 放つのだ。俺たちは俳優だから 誰かに与えるのだ。だから 放て、〆てはいけない。
そう教えてくれた。
忘れない
あの笑顔。
あの気骨と存在感。
電話がバンバンなった。
LINEが なん百件もきた。
驚いて
苦しくて
それでも 仕事をしていて
なんとか保って
やっと 話した。
泣いていた。
心がずっと哭いていた。
俺なんかよりも もっともっと苦しくて哀しくて。
だから …そうか 支えなければ
なんとかして なんとしてでも
負の連鎖…ってのがあるならば
それを止めなければ。
そう想った。
俺が傷ついてる場合じゃなかった。
俺が哀しんでる場合じゃなかった。
もっともっと 苦しんで 哀しんでいる人がいた。
そばにいて
寄り添っていなければ
人は
イツナニガアルカワカラナイ
カンタンニコワレル
キヅカナイウチニ
そんなことは させない。
泣いてる場合じゃない。
もっと泣いてる人がいる。
俺の 大事な人だ。
裕之さん
きっと 貴方なら そうしますよね。
大事な人を護れと
そう言うでしょう。
貴方はいつもそうでした。
大事な人を護ってきた。
だから 言ってくれるでしょう
お前が正しいって。
そうしろ…って。
誉めてくれますか
ほんの少しでも 貴方の欠片を受け継ごうとしている三文役者を。
またあの笑顔で
誉めてください。
だから 俺は泣きません。
泣いてる場合じゃないから。
ありがとうございます。
これからも
これからの人生も
貴方ならどうするか
貴方が誉めてくれるか
そう想って 生きてゆくでしょう。
ありがとうございます。
俺の宝です。
では 今日も役者 やってきます。
今夜もしたたか酔って候