畑 儀文(はた よしふみ)というテノール歌手、その類まれな美しい声が印象深い | 楽逍遥の友@鎌倉・湘南

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プロフィールのわたしの画像は、中国人の親友が作ってくれた“楽逍遥”の印章。カバー画像はネパールでヘリに乗ったときに撮影。

最近、畑 儀文(はた よしふみ)というテノール歌手を知った。その類まれな美しい声が印象深くて、すっかり好きになった。

この人を知ったきっかけは、昨年末、私の大学の恩師が、音楽好きの人間7,8人を招いて、ご自宅でCDやアナログレコードを聴きながら音楽談義に花を咲かせたときのことである。

シューベルトの「美しき水車小屋の娘」のCDの、きれいな歌声が流れた。リリック・テノールの心に響く歌声に私はすっかり聴き入った。

 

シューベルト「美しき水車小屋の娘」

 畑儀文(テノール) ロジャーヴィニョールズ(ピアノ)

 録音:1999年11月 宝塚ベガホール 

2001年1月 日本コロンビア発売

 

恩師が「歌っているテノール歌手は畑儀文です」とおしゃっても、誰も知らなかった。

聞けば、恩師の奥様が小学校(兵庫県篠山市内)のときの校長先生の息子さんだそうで、その縁での親交から、上記のCDをいただいたものらしい。

 

(畑さんの言葉「教師だった父が、学校でオルガンを弾いている姿を初めて見た時は、驚きと同時に感動しました」。)

家に帰ってから、わたしはすぐブラウジング、YouTubeで、畑儀文さんのことを調べた。たくさんの情報があった。

YouTubeから、いくつかを下に示す。

〇「世界で最もシューベルトに近い男、テノール歌手 畑儀文」

https://www.youtube.com/watch?v=jwMG05Bi5GQ

 

〇丹波の森国際音楽祭 シューベルティアーデたんば

『シューベルティアーデたんば』は、1995年に始まり、毎年秋に開催されている国際音楽祭。「シューベルティアーデ」とは、シューベルトが仲の良い友だちを呼んで自宅のサロンで開催したコンサートの意味です。テノール歌手の畑儀文が中心となり、地元住民及び地元出身者主体の実行委員会が企画運営を行い、丹波地域の各地で大小様々なクラシックコンサートを行っています。

 

〇2020「回想(かえりみ)と道標(みちしるべ)」 畑 儀文

~「楽に寄す」(Franz Schubert)~ ”An die Musik D547” ~

https://www.youtube.com/watch?v=eLkZ2YcWKVk

 

●儀文さんのショートプロフィール

〇1973年に大阪音楽大学音楽学部声楽科へ入学。1979年、同大の大学院を修了。

☆1979年、大阪にて小林道夫の伴奏による初リサイタルを行う。その後もソリストとして活動を行い、ペーター・ダムやイェルク・デームス等の世界的演奏者と共演。

☆1993年~1999年にかけて、シューベルト歌曲全曲演奏を成し遂げ、国内外で話題を集めた。

〇日本コロムビアからCD「日本のうた」、「新しい日本のうた」、「トスティ歌曲集」、「昭和のうた」、「美しき水車小屋の娘」をリリースし、その天性の歌声はジャンルを問わず心に響く感動を呼んでいる。

 

「日本のうた」

 畑儀文(テノール/ウド・シュニーベルガー(ピアノ)

 録音:2000年6月 牧丘町民文化ホール 2000年8月 日本コロンビア発売

 このCDの中の「夏の思い出」  

https://www.youtube.com/watch?v=puX8cqLJ5RU

 

             「シクラメンのかほりー新しい日本のうた」

              畑儀文(テノール)のセカンド・アルバム。

             「なごり雪」「乾杯」他、ニュー・ミュー

              ジックを中心に収録。日本コロンビア発売

 

〇2011年まで日本テレマン協会においてソリスト、テレマン室内合唱団指揮者、バロック・コア・テレマン(B.C.T.)の指揮者を務める。

☆2012年より、関西フィルハーモニー管弦楽団に新しく設立された“関西フィルハーモニー合唱団コア・マイスター”、“丹波の森国際音楽祭シューベルティアーデたんばの音楽監督”を務めている。