鉄バス郵です。(2012年) 5月27日の バスの旅。

前回の3話目では、立川バスで 立川駅北口~

拝島大師~拝島駅の旅を紹介。また 3月7日の

画面も織り交ぜて、昭島市立 昭和公園の紹介もしました。


4話目では、北多摩地域の立川市・昭島市を出て、

西多摩地域の 福生市・羽村市・西多摩郡 瑞穂町を

引続き 立川バスで北上する話をお送りします。


拝島駅に12:30に到着、1時間 休憩。

その後でしたね・・・。


鉄バス郵のブログ-H725 拝島駅2番乗り場


先ず お目当てのバスの前に、「立82」

立川駅北口行(2番乗り場 13:31発)を載せましょう。

H725号車、富士重ボディの いすゞ、

ツーステップ車ですね。

(3月9日公開

 『立川バスを楽しもう! 【感謝イベント 編】』 で、

 拝島営業所に入る前に撮影、営業所を発車した

 「立82」拝島駅行も この車両でした!)

型式は KC‐LV380L、ボディは 7E言うのですね。

前回の拝島営業所の画面、H715号車も、同型です。

立川バスでも に淘汰が進みつつあり、

神奈中グループでは もう全滅したのでしょうか・・・。


20世紀末期に登場した彼らは、関西みたいに 後扉車

(つまり 中扉ではない)を一貫して導入してきた 立川バスで、

中扉化へと変わっていき始めた世代に当ります。


・・・さあ では、乗ったバスの方に 話を変えましょう!


鉄バス郵のブログ-C350 拝島駅3番乗り場


拝島駅(3番乗り場)13:30発、拝17系統 福生駅西口行。

シティバス立川(立川バスの子会社)の、C350号車です。

JR青梅線が 多摩川左岸(東岸)の 河岸段丘上の

牛浜を経由するのに対し、「拝17」は 河岸段丘下の

福生団地中央を経由。平日5往復、土曜・休日3往復

(’12年4月16日 改正)


拝島~福生という、多摩川と 横田基地に挟まれた

比較的 狭い地域を貫通する路線バスは、「拝17」しか

ありません(立川駅南口~三井アウトレットパークを結ぶバスは

含めない)。ですから、青梅線沿線でバスの旅をする場合、

この区間は 「電車を利用するか 徒歩で」 という特例を

決めないとしたら、意外と難しいんです。


13:30に発車、駅南口の横を通り、昭島市から福生市へ。

武蔵野橋南交差点で 国道16号線を横切ったら、

睦橋通りに入ります。河岸段丘を下り、睦橋東交差点を

右折。福生市道 田園通りに入ります。走っていって

緩やかな左カーブを曲がると、UR(都市再生機構)

マンション群がそびえ、福生団地中央に着きます。

なお ここ止まりの便もあり、それは 拝16系統です。


地図を読むと、団地の東側に JR五日市線の熊川駅が

あり、直線距離は近いのですが、標高差が やや大きい

河岸段丘を上り下りしなくては なりません。


鉄バス郵のブログ-福生団地中央 北側 C350車内


福生団地中央を発車し、五日市線をくぐります。

道路標識に遮られていますが、

後方は 多摩川に架かる鉄橋です。


福生中央体育館前交差点で 右折して、

田園通りを離れます。緩やかなカーブを伝って、

河岸段丘を上っていきます。


鉄バス郵のブログ-玉川上水 清厳院橋


清厳院橋バス停の手前で、玉川上水に架かる、

その清厳院橋を渡ります。左が 福生山清岩院という

お寺さん(「厳」 と「岩」で異なるんですね)院内の

湧水は、東京の名湧水57選に選ばれています。

また 当バス停の東側、新奥多摩街道沿いには、

福生市役所と 福生郵便局(風景印あり)があります。


長沢で右折して 東進すれば、


鉄バス郵のブログ-C350 福生駅西口3番乗り場


終点 福生駅西口(13:45到着)。

C350は 3番乗り場で小休止した後、折返し

14:00発で 拝島駅まで戻ります。

立川バス(シティバス立川)が福生駅西口

発着するのは、この「拝17」のみです。


鉄バス郵のブログ-C350 & C20319 福生駅西口

角度を変えて 撮影。福生駅舎と 西東京バスが

見えます。駅舎を通って、東口に向かいました。

お世話さん、C350。


鉄バス郵のブログ-B20502 福生駅西口2番乗り場


2番乗り場には 13:55発、福30系統 小作駅西口行が

発車を待っていました。旧 多摩バスカラーの 西東京バス、

B20502号車です(青梅営業所 管轄)。

当ブログ 『梅の香に誘われ 吉野梅郷へ』 の巻

(4月5日 訪問、11日 ブログ公開)で お話ししましたが、

10:59発の便で小作駅西口に向かった時に利用しました。


※ ここで 訂正があります。その吉野梅郷に訪問した時の巻で、

  福30系統を 福20系統と紹介してしまいました。

  福生駅西口~小作駅西口を結ぶ この系統は、福30系統です。

  訂正が遅くなり、大変 失礼致しました。


鉄バス郵のブログ-C20319 福生駅西口1番乗り場

1番乗り場に停車していたのは、13:49発

福22系統 日の出折返場行。同じ 西東京バスですが、

C20319号車。C、つまり 五日市営業所の管轄です。


当乗り場からは、下平井経由 武蔵五日市駅行も、(データイム)

30分間隔で発車。あきる野市の 旧秋川市中部、そして 鉄道が

直接 通じていない日の出町にとっては、五日市線に次ぐ 動脈です。


鉄バス郵のブログ-福生駅東口2番乗り場

東口に出ました。2番乗り場。この乗り場には、

福14系統 羽村駅東口行、

平日は7:40,8:00発、土曜・休日は14:05発

のみしか 発車しません(’12年4月16日 改正のダイヤで)

しかも、福生から羽村への 片道のみ。

マジですヨ!


平日、シティバス立川の「拝17」の拝島駅発 1番の便は

8:50発で、「福14」と接続はできません。

立川バスグループ同士で乗継ぐのなら、

拝島駅発6時台の「拝16」で福生団地中央まで向い、

終点から福生駅まで 歩くしかありません。


それに 「福14」も 平日は朝のラッシュ時のみですから、

のんびり バスの旅を楽しみたかったので、それで 実施日を

休日(あるいは 土曜)に選んだんです。


鉄バス郵のブログ-M404 福生駅東口2番乗り場

発車数分前に バスが接近。M404号車。東口の

立川バスは、「M」つまり 瑞穂営業所の管轄です。


14:05、福14系統の

1番バスであり、かつ 最終バス

福生駅東口を発車しました。


福生病院、福生第六小学校と通過し、

北東側の工業団地エリアへ。工業団地内で

福生市から 羽村市へと入ります。平日朝の

通勤需要に応えてなのでしょう、一旦

産業道路を横断し、ひばりヶ丘へと大回りしてから、


鉄バス郵のブログ-産業道路(原工業所前 手前)M404車内

産業道路へと入るんですね。

入った所が、原工業所前です。


産業道路こと、東京都道249号線。

福生市 東福生交差点を南端に、羽村市を南東から

北西へと縦断し、青梅市 末広町で産業道路は終点。

都道249号線は 更に、羽村市の小作エリアを東部・南部を通り、

多摩川橋を渡って、青梅市に再び入って 友田交差点で終点となります。

(249号線の西端部は、『梅の香に誘われ 吉野梅郷へ』 の巻で

紹介した、「福30」と「青20」が通っていました。)


西多摩地域における 正に産業の象徴たる

産業道路を駆けていきます。神明台四丁目を通過、


鉄バス郵のブログ-武蔵野台 M404

武蔵野台で停まりました。

確か・・・乗客が1人いたんだっけ。

ところで、ここは 羽村市の神明台です。

「福14」が羽村市入りする前に 通ってきた、

福生市東部の地名、武蔵野台なんです!

産業道路も、福生市の武蔵野台を縦貫するんです。

ユニークなのか、紛らわしいのか・・・。

(最も、神明台四丁目と武蔵野台は、

 羽村駅行が1日1,2本しか 通らない訳ですので、

 「著しく誤解を招きかねない」という訳じゃないでしょうけど。)


羽村街道交差点で、その羽村街道(都道163号線)

へと左折。羽村台下、五ノ神と通過し、街道を右折して

抜けたら、終点 羽村駅東口(14:20到着)。


鉄バス郵のブログ-M404 羽村駅東口1番乗り場

M404は 続いて、羽17系統 長岡循環

(1番乗り場 14:26発)の運用に就きます。

大回りする様な路線形態ではなく、末端部の

瑞穂町 長岡地区が 折返場の役目となって、

往路を戻ってくるルートなんですね。


鉄バス郵のブログ-M408 羽村駅東口駅舎側

M404が発車した直後の 14:27、駅舎側に

M408号車が到着していました。行先は、

「羽12‐1 長岡経由 箱根ヶ崎駅」。これが 上記の

1番乗り場に進入し、14:42発になるんですね。


まだ 15分ありましたので、駅すぐ近く、

羽村を象徴する名所に 寄りました。


鉄バス郵のブログ-まいまいず井戸


まいまいず井戸!

「まいまい」とは「かたつむり」のこと。

掘削技術が未発達だった昔、砂礫層(されきそう)

覆われた 武蔵野台地上の各所に設けられた 井戸です。

かたつむりの殻の如く、台地上から 井戸(中心)に

向かって グルグル回って、地下水脈に

可能な限り近い 高さ(低さ)まで 下っていきます。

「ほりかねの井」とも呼ばれ、埼玉県 狭山市には、

その名のとおり「堀兼の井」や、「七曲井」があります。


鉄バス郵のブログ-まいまいず井戸 案内板

井戸の解説板。東京都指定史跡であり、

都 教育委員会が設置した板もありますが、

これは 今から33年前(昭和54年)

当時の 羽村町教育委員会(市制施行は1991/平成3年)

まいまいず井戸保存会が設置したものです。


鉄バス郵のブログ-五ノ神社


井戸の お向いは、五ノ神社(五ノ神神社)です。

鉄バス郵のブログ-M408 羽村駅東口1番乗り場

さ、1番乗り場へ、バスに乗ろっと!
14:42、M408は 羽村駅東口を発車しました。


五ノ神、羽村台下、神明台三丁目は、羽村街道を

通ります。街道を左折して 離れたら、東台。

時刻は14:50、長岡から戻ってきた M404と

すれ違いました。

程なく右折すると、羽村団地。羽村団地バス停先の

交差点を渡ると、羽村市動物公園。

(町時代から開園しており、現在 指定管理者は、

 横浜・八景島シーパラダイスを経営している

 株式会社 横浜八景島なんですね。)


動物公園西側で 右折。羽村動物公園西、

緑ヶ丘三丁目と過ぎ、しばらく走ると 瑞穂町に入ります。

長岡地区を北西へ。長岡バス停からは、往復4車線の

青梅街道(都道5号線)を 東進します。青梅~東大和

~小平~西東京を結ぶ都営バスも 走りますね。

長岡バス停(羽村駅方面側)そばに、瑞穂長岡郵便局があります

(6年前 風景印ゲット。図柄は、町の特産 シクラメン、

 町の鳥 ひばり、八高線電車/209系3000番台 です)。


瑞穂松原で、大通りは 新青梅街道となって離れ、

青梅街道は 旧街道らしく やや狭くなります。

岩蔵街道が合流し(岩蔵街道を進むと、立川バスの 瑞穂営業所が

あります)、八高線の踏切を渡り、箱根ヶ崎交差点を

都道166号線(旧 国道16号線)へと右折。少し南下

すれば、終点 箱根ヶ崎駅です(15:05到着)。


鉄バス郵のブログ-M408 回送 箱根ケ崎駅東口

降車すると、M408は 直ぐに回送となって

発車していきました。これが 何とか撮れた画像です。

さってと、じゃあ・・・

オッと!ここから先は、次回(最終回)に回しましょう!