鉄バス郵です。

先日(3月)10日の話に続いて、13日の話です。


さて、思い出されると お分かりですが、昨年12月から

今月半ばまで、寒い日が多かったですね。

関東各地の梅の名所では 開花の遅れから

観光にも影響が出た、という ローカルニュースが、

先月 テレビで流れた程です。


こないだ12日、ふと

京王電鉄のホームページを読んでいたら、

「梅の開花が遅れているため、京王百草園の

 『梅まつり』を、25日まで延長します」と、

その12日付で 案内されていました。

そして 当日現在 園全体で、まだ 5分咲きとも

記されていました。


ところで「京王電鉄の・・・」と書きましたが、

そうです、百草園という庭園は 京王電鉄の所有地です。

なので 「京王百草園」と、「京王」が冠されているんです。

梅まつり開催期間中の土曜・休日は、開園時間に

合わせて、準特急も 百草園駅に臨時停車します。


13日 昼、ちょうど 京王相模原線沿線に 用がありました

ので、午後の空き時間、京王百草園に ぶらりと・・・。


鉄バス郵のブログ-M20620 南大沢駅


京王電車で南大沢へ向かい、駅前のバスロータリーへ。

5番乗り場から、13:38発 聖蹟桜ヶ丘駅行(桜80系統)、

京王バス(M20620号車)に乗り、中和田まで。

え、「中和田って どこよ?」ですって?

そうですね、多摩モノレールで言いますと、

大塚・帝京大学駅から 東へ 約1.5km先になります

(多摩モノの 同駅は、バス停では 堰場です)。


なお、後のバス(M40713号車)は、13:40発、

殿ヶ谷戸・北野駅南口経由 八王子駅南口行 (八60系統)です。


先程 お話ししましたとおり、堰場で 多摩モノと交差し、

野猿街道 旧道に入って 帝京大学入口。

新道と直ぐに合流すると 八王子市から 多摩市へ。

中和田天神、そして


鉄バス郵のブログ-M20620 中和田


鉄バス郵のブログ-中和田バス停

中和田に着きます(14:08到着)。


ここから、北西の百草団地に向かって歩きます。

丘陵の谷間を奥へと入っていく という感じです。


鉄バス郵のブログ-多摩市ミニバス 百草団地~帝京大学北

歩いていると、ピンク(桜色?)が シンボルカラーの

多摩市ミニバス(2代目 ポンチョ)が走ってきました。※

南北線で、百草団地を14:15に発車し、

帝京大学北へ差しかかっているところ (中和田にも

停まります)。京王・小田急の 永山駅を起点としているので

本当は このミニバスに乗っていきたかったのですが、

南北線の運転間隔は 概ね1時間半。

ちょうどいい便がなかったので、一般の路線バスの

桜80系統を利用したんです。


(京王電鉄バスグループでは、社内の車両番号は アルファベットに

 続いて 数字5桁となっていますが、このブログの文章中、※を

 付けている場合、5桁全てを判読困難なことを 意味します。)


やがて、最新のバスでもキツイ 急勾配の箇所を

上れば、多摩市と日野市に跨る 百草団地。

クランク状に 交差点を右へ左へと曲がっていきます。


鉄バス郵のブログ-百草団地入口 手前 京王電鉄バス


百草団地入口 手前で信号待ちの 京王電鉄バス。※

桜80系統で見られた 京王バス南車と異なり、

アイボリーホワイトを基調とした 塗装ですね。

高22系統。高幡不動駅 (以下、高幡)から

百草団地(入口)を経由して

聖蹟桜ヶ丘駅 (以下、聖蹟)へと 至ります。


鉄バス郵のブログ-竜ヶ峰通り 西端


更に進みます。オ・・・ヤ、まだ メインストリートは
続いているのに、「竜ヶ峰通り」は ここでおしまい

ですねぇ。そうです、ここの交差点が 多摩市と

日野市の境界。多摩市側が「竜ヶ峰通り」なんですね。

通りに愛称を付けるのは結構なんですけど、一体的な

通りなのに 自治体の境界で、名前が途切れたり、

愛称が変わってしまうのは 頂けませんねぇ。


右カーブを曲がると、百草センター停留所があります。

「センター」の名のとおり、ショッピングセンターが

あります。また、2市に跨っている団地の中核的施設

とも言えるのでしょうね。ですから ここにも・・・


鉄バス郵のブログ-日野百草郵便局


郵便局は あります!日野百草郵便局。

景観を配慮して建築されたのですね、曲線を描く

外観がユニークです。5年前、風景印をゲットしました。


(数年前に 日野市内全局の 風景印を取得完了しましたが、

 今年3月現在、日本郵便のホームページには 風景印の廃止情報は

 載っていませんので、市内全局 風景印は健在かと思います。)


鉄バス郵のブログ-竜ヶ峰通り 西端 ガード


先程の竜ヶ峰通り西端を、今度は ガード下から。

丘陵の起伏を活かして、歩行者と自動車の分離を

図っているのですね。続いては、

一戸建てが揃う 住宅地を抜けていきました。


鉄バス郵のブログ-百草園住宅東


百草園住宅東に来ました。京王百草園まで

あと ひと息です。百草園住宅東とは、

日野市ミニバス 三沢台路線の停留所の1つ。

三沢台路線は、高幡~聖蹟を結び (40分間隔)、

北和田以東が多摩市内で、「多摩市ミニバス」的

存在でもあります。

画面真ん中、聖蹟行の停留所から先、道路が

狭くなっているのが分かります。

もうすぐ、高幡行、続いて 聖蹟行が通過するので、

それを撮影しました。


鉄バス郵のブログ-南百草バス停


1つ東隣の 南百草停留所まで歩いちゃいました。

のどかさの残る 丘陵の谷間です。先ず

14:52、高幡行が通過予定です。


鉄バス郵のブログ-南百草14:52発 高幡行


14:56、2代目ポンチョが通過していきました。※

聖蹟行は 15:02に通過予定、

高幡行のポールのところで待ちます。


鉄バス郵のブログ-南百草 聖蹟行 接近!


来ましたよぉ。

しかし ここの道路、地域が区画整備されていない

ので、すごくクネクネしてしてますねぇ!


鉄バス郵のブログ-南百草 聖蹟行 到着

鉄バス郵のブログ-聖蹟行 後部 南百草


続いて リエッセの聖蹟行は、乗客が待っていました

ので 停車しました (15:03発車)。※

では、京王百草園に行きますか!


鉄バス郵のブログ-百草園通り 南端


南百草~百草園住宅東の間に、

百草園通り 南端の交差点があります。

曲がりましょう。


鉄バス郵のブログ-京王百草園への急勾配


勾配がキツクなってきました。

もうちょっとですよ!


鉄バス郵のブログ-京王百草園 正門付近


さあ、梅の花が咲いてます。

京王百草園に到着しました。


入園料は 大人¥300 (小学生¥100)。

民営の庭園ながら、公営並みの料金で

気軽に入れます。もちろん 工場と違って、入園に

事前予約は不要!フラリと来たって イイんです。


正門の階段を上がりきった所に、茅葺屋根の

松連庵 (しょうれんあん)が建っています。


鉄バス郵のブログ-松連庵 縁側

庵の縁側に沿って立てば、梅の花が。


鉄バス郵のブログ-蓮久 百草園

鉄バス郵のブログ-蓮久 花 百草園 

鉄バス郵のブログ-蓮久 花と蕾 百草園

目立つピンクは、蓮久(れんきゅう)。

鉄バス郵のブログ-芳流閣 百草園

蓮久の華やぎを支えるかの様に、やや控えめな

存在の 乳白色は、芳流閣(ほうりゅうかく)。


鉄バス郵のブログ-未開紅 百草園

鉄バス郵のブログ-未開紅 花 百草園


こちらのピンクは、未開紅(みかいこう)。


京王百草園は 七生丘陵の尾根に位置します。

ですから、眺めも・・・


鉄バス郵のブログ-百草園 東の眺め

東側(松連庵より高い箇所にある 見晴台)。

丘陵東端の向う側には、多摩川、武蔵野台地、

23区。スカイツリーも見えます。


鉄バス郵のブログ-百草園 北の眺め


北側(若山牧水歌碑のそば)。こちらも 武蔵野台地。

東芝府中事業所の エレベータ研究塔が目立っています。

高さ 約150mあるんですってね!


では、麓へ下りましょうか。

京王線 百草園駅方向へ 急勾配を下ります。


ここで 七生丘陵について。広範囲の多摩丘陵に

対して、狭い範囲、日野市南部を指しています。
また 「七生」は、明治22(1889)年に 浅川南岸の

7ヶ村(南多摩郡)が合併して 名付けられた村名。

昭和33(1958)年に 北岸の 旧 日野町と合併。そして

合併後の日野町は、昭和38年に市制を施行しました。


鉄バス郵のブログ-8858 百草園

百草園駅に着きました・・・が、まだ 電車には

乗りません。16:13発 各停 高尾山口行

(8708編成)の発車を待って、踏切を渡ります。

(8000系の第1~14編成は 10両編成。昨夏の節電ダイヤ

 期間を除いて、10両編成の各停が 増えました。)


鉄バス郵のブログ-S21102 百草園駅北バス停


踏切を渡ると、後から 日野市ミニバス(S21102号車)が

追い抜いていきました。あいにく

前面は撮れませんでしたが、せめて 後姿を。

落川路線、百草園駅北停留所です(16:15発)。

落川路線も、聖蹟~高幡を結んでいます(1時間間隔)が、

多摩市内区間は 三沢路線よりも短いです。


ところで 直ぐ先に 上落川公園があるのですが、

そこで 「落川」の名の由来が判明しました。

「浅川の流れが 多摩川に合流することから」だそうです。先述の

「七生村」の構成員となった 1ヶ村も 「落川村」だったのです。


鉄バス郵のブログ-百草園駅前郵便局


駅からですと、少々分かりにくい場所にあるのですが、

百草園駅前郵便局です。ちょうど 知人に投函する

手紙がありましたので、当局で風景印を押印して

もらって 出しました。

せっかくなので、高幡まで歩きました。


鉄バス郵のブログ-百草園5号踏切を通過する 9747編成

途中、百草園5号踏切を渡って、丘陵側に移りました。

聖蹟16:28発 準特急 京王八王子行の

9747編成が通過しました。


鉄バス郵のブログ-踏切あり標識 百草園5号踏切

この踏切の両端共に「踏切あり」の標識、

蒸気機関車ヴァージョン!裏面のラベルを確かめると、

設置は 昭和58(1983)年12月。つまり、

電車ヴァージョンが登場する前のものです。


川崎街道(都道41号線)に入り、

更に 西へと歩きます。次は こういう標識が。


鉄バス郵のブログ

日野市内には、逆五角形の 市道標識が点在しています。

しかし、主だった通りにしか 設置されていませんし、

近年 新たに設置されたものは ない様ですね。

上部も 市名ではなく、大字名を表記しています。撮影箇所は

三沢1丁目で、大字 新井は 京王線を越えて北の方です。


鉄バス郵のブログ-日野市汚水マンホール


市道標識のすぐそばで見つけた マンホールも

お見せしましょう。図柄は 市の鳥 カワセミですね。

清流は 浅川を表しているのかな?


京王 動物園線をくぐり、都道503号線を渡って、

高幡不動駅入口交差点を右へ。


鉄バス郵のブログ-S21065 高幡不動駅入口交差点

桜ヶ丘車庫へ回送される ミニバス(S21065号車)を目撃。

日野市のラッピングが施されています (落川路線で

運行されていた S21102号車も、同様のラッピングでした)。

コミュニティバスと言えば、平成7(1995)年に運行が

開始された 武蔵野市のムーバスが非常に有名ですが、

日野市の方が先輩で、昭和61(’86)年 運行開始です。


この画像を撮影した箇所の近くに、日野高幡郵便局があります。

川崎街道の横に沿った 脇道の方にあり、

やや見つけづらいので、訪問される時は ご注意ください。


駅に着いたら 京王電車に乗ります。多摩市の

中和田バス停から始まった ウォーキングも

これで おしまいです。最後に1枚。


鉄バス郵のブログ-7777 高幡不動


ちょうど見られた 高幡不動17:12発、

準特急 新宿行は 7727編成。

京王八王子寄りのクハは、ゾロ目の 7777号車です。