こんにちは、鉄バス郵です。11月中旬の振返り シリーズ
下巻です。11月13日の日曜日、登るのは 泉ヶ岳。仙台市
泉区の北西に位置する山で、標高は1172mあります。
7時半過ぎにホテルを出て、芭蕉の辻のそばを通り、
仙台市地下鉄 南北線に乗車(勾当台公園→台原を
1110編成で移動)。8:30、台原駅で 現地の方とお会い
して、その方の車で 泉ヶ岳の麓へ向かいました。
途中、県道35号(泉塩釜)線が 七北田川(ななきたがわ)を
渡るのですが、その橋の名は・・・、
鼻毛橋!仙台市営バスの赤いポールに「鼻毛橋」とあり、
「マジィ~!?」 復路も通り 再確認しましたので、
マジでございました!(笑)
国道457号線 根白石バイパスに入ると、田園地帯の
向こうには 泉ヶ岳が堂々と そびえていました。県道223号
(泉ヶ岳公園)線に入って、勾配を登り続け、スノーシェッドを
くぐり、9:10過ぎ、大駐車場に到着しました。標高は
500mを越えています。
台原駅から 渋滞がなかったのに40分。仙台市は 大都会
としては小さな方ですが、山岳地帯も ありますし、市域の
広大さを 感じさせます。下の写真は 到着直後に撮影。
山肌がムキ出しになっている部分は、スキー場です。
しばらくして、山形県からの知人(御一行様)も到着。
9:50過ぎ、いざ 泉ヶ岳頂上へ!登山ルートは、
何と 昭和初期に スキーの滑降大会が行われたという、
「滑降コース」を進みました。スキー場としても、伝統が
あるんですねぇ。
駐車場 到着直後は、先程の写真のとおり 青空が見えて
いました。しかし 出発時間頃から曇っていき、登山中は
にわか雨が!地面は石がゴロゴロしていたり、根っコが
ムキ出し。シンドくなってきます。
出発から1時間過ぎの11時頃、見返平を通過しましたが、
残念ながら 下界を見返っても、仙台平野や仙台湾は
望めませんでした。
見返平で標高は900mを越え、勾配も急になります。
十数分歩くと、大壁。標高は1,000mを越えました。
字の如く、ロープにつかまって登る程の急斜面です。
その「壁」を越え、「かもしかコース」と合流すると、
もう 頂上です!11:35、到着。
到着時点では、更に北西の 北泉ヶ岳
(標高1,253m、仙台市青葉区・黒川郡大和町/
たいわちょう の境)が 見えていたのですが・・・
【泉ヶ岳頂上西側 北泉ヶ岳への道標】
見えないっ!直ぐに霧が立ちこめて、視界が悪くなって
しまいました。そちらへの遠征は、取止めとなりました・・・。
まだ 雪は降っていないものの、風景は もはや冬。
寒さが身にしみる昼食でした。知人がお湯を沸かして
作ってくれた コーヒーが有難い~。
12:20過ぎ、「水神コース」を下山します。急な坂を
下りている最中、再び にわか雨に悩まされました。
このコースの途中には 水神碑が建てられており、
明治28年 (1895年)当時、農民たちが雨乞いを行う
ために建立。この巨大な岩を麓から運んでくる程、
どれだけ 願いが切実だったのかを 考えさせられます。
更に 考えてみれば、今年3月11日の大地震では、
仙台市内の臨海部にも巨大津波が襲来し、
人命が脅かされるほどに、多大な被害が発生しました。
水は、生命を守る とても重要な役割を担うとともに、反対に
生命を奪いかねない とても恐ろしい凶器にも化してしまう。
水と向き合うって・・・、イエ、これ以上は言葉が出ません。
・・・あ、気を取り直しましょう!
碑の直ぐ近くで 北泉ヶ岳方面の山道と合流すると、
道の勾配は緩やかになります。雨も止んでいました。
見渡せば 秋模様!ゴールの大駐車場も近いです。
13:40前、到着。車に乗り、近くの
天然温泉 スパ泉ヶ岳で 汗を流しました。
15時過ぎ、山形県の知人と お別れし、現地の方の車で
八乙女駅へ。ですが 直ぐに地下鉄には乗らず、南隣の
黒松駅まで歩きました。黒松の手前では、電車は林の
中を駆けるんですねぇ。黒松→広瀬通は 1102編成で移動。
都心のホテルで 登山に不要だった荷物を引取り、仙台駅へ。
もう少し 普通列車の旅を楽しもうかなぁと思い、白石まで
2本の普通を乗りました。18:30を過ぎ、南東北での
在来線利用は、もう ここまでが限界。白石駅から
白石蔵王駅まで 徒歩数十分歩いて、新幹線で帰ります。
小さいながらも 歴史を感じさせる踏切、そして
白石川支流 斎川の雁狩橋を渡ると、白石蔵王駅。
(雁・・・そう言えば、国鉄時代、上野~青森の長距離を
結んでいた L特急の愛称は「はつかり」でしたね)
白石蔵王】
駅舎の待合室で うーめんを食べ、19:32発の
「Max やまびこ」222号(P12編成)で 関東へと
帰りました。