いよいよですね。全日本川柳2024年、広島大会(6/16、日)。5年ぶりのリアル大会です! 何だかわくわくして参りました。皆さんとお目にかかれるのが楽しみです。元気よく行きましょう! よろしくお願いいたします。
 さて、出発前にいくつか仕事(こちらも楽しみなんですが、……)。まずは、それらを片づけてから現地に向かいます。原稿2点、講座2箇所。まぁ、いつものことです。
 全く話題を変えます。
 NHK大河ドラマ「光る君へ」、俄然面白くなって参りました。宋の国との交流場面が出てきて(前々回)からです。これまで、本ブログで「あまりにもインチキ」などと書いてきたのは、道長と紫式部の出会いについて。振り返ってみれば、所詮はドラマ。フィクションと考えれば、済むことなのかも知れません。
 宋との交流については、どの程度史実を踏まえているのか?、いま調べらる時間がありませんが、越前が大国であったこと。京を離れた紫式部がこの地で見聞を広げたこと、は間違いありません。後者の経験は、のちの『源氏物語』の人間理解の深さへと繋がっていきました。ついでに申せば、『枕草子』は感性的には鋭いのですが、人間理解の深さという点では『源氏物語』という点では、はるかに及びません。
 宋との交流は、仏教や文学・学問の世界で大きな影響を与えてくれました。ちなみに、いわゆる漢字の「唐宋音」は、12~13世紀に入って参りました。以上、取り急ぎ。

 写真は、記事とは関係ありません。
《参考資料:音読みの受容》
    呉音(5~6世紀)       東京、頭痛、経文、行列  
      漢音(7~8世紀)       京浜、頭髪、経営、孝行  
      唐宋音(12~13世紀)   南、饅、看宮