去る3月6日(水)、静宜大学(台中市)にて特別講義をさせていただきました。受講してくれたのは、日本語専攻の学生さんたちです。若い人向けの授業は久しぶりだったので、いやぁ楽しかった! 小生の方が勉強になりました。有り難うございました。受け持ったのは、下記の2コマでした。
 講義Ⅰ「コロナ下に於ける川柳の活動と韻文の持つ役割」(110分)
 講義Ⅱ「『羅生門』を読む」(110分)
 講義Ⅰは、パワーポイントを使用しました。
 川柳そのものの解説に入る前に、
(ア)コロナ前史(東日本大震災時の支援への御礼。台湾の皆さんから絶大なご支援をいただいたことの改めて御礼。)
(イ)コロナ禍と川柳(高齢者も若者も生きづらかった体験の中で、川柳という文芸が果たした役割を縷々解説。)
 ……、上記をスライド10数枚を駆使した上で、本題に入りました。
(ウ)世界の中の日本文明
(エ)ドナルド・キーンの業績
(オ)日本語の魅力
(カ)川柳の魅力
 講義Ⅱの方は、パワーポイントを一切使わず、何と「ナマ」の日本語だけで「小説の読解」を展開しちゃいました。大胆にも!!
  総じて、台湾の学生さんは(も?)大人しかったなぁ~。日本から変なオッサンが来て、何やらいろいろ喋りまくっていたっけ(笑)、今ごろはそんな風に思い返しているのではないでしょうか?
  下記写真は講義する小生です。