12月17日(日)の李登輝友の会「日台共栄の夕べ」。
 早川友久氏の講演にもう少し触れておきますね。
  あるエピソードを語ってくれました。とても印象に残りました。
  李登輝総統の述懐、の部分でした。
《「これはあくまで私(=李登輝)の推測だが……」と前置きした上で、蒋経国氏がなぜ私を抜擢したのか? ご本人に確かめた訳ではない(お亡くなりになった後で確かめようもないが)、たぶん「私の中に日本(人)を見たのだ」と思う。「日本精神」を見たのだ。こう、仰ったことがありました》と。
 う~む、このくだり。思わず身が引き締まる思いで伺いました。
 早川氏は続けます。
《つまりは、「日本が理想として創り上げた人間が李登輝という人間」で、「台湾の民主化は日本のおかげ!?、日本精神のたまもの》と、講演を続けたのでした。
  「祖国とは国語」、李登輝総統の母語は日本語でしたが、その李登輝氏の偉業に思いを馳せながら、講演を拝聴した夕べでした。
 改めて早川友久さん、有り難うございました。


  写真は、「日本精神」の解説映像。
日本精神
約束を守る、礼節を重んじる、嘘をつかない、浪費しない品性、法を守る、勤勉である。