「平成の30年は宿題をやらなかった夏休みだった」。
 思いきったことを言いますねぇ。自民党の齋藤健議員の言葉でした。しかも、なかなか含蓄が深い。さらに発言の主・齋藤健議員は自由民主党の幹部で、岸田内閣の現法務大臣。同議員の問題意識を推し量ることができました。
 「平成の30年は宿題をやらなかった夏休みだった」なる発言は、「さいとう健後援会」向け資料にあったそうです。ナント、他党の幹事長が指摘し、教えてくれたのでした。
 出典は、『中央公論』8月号。
 その8月号が面白かった!(と言っても、特集「維新の正体」だけか?、失礼!)。日本維新の会の藤田文武幹事長がインタビューに答えていました。「政党は経営する時代 巨大与党と戦う武器はベンチャー精神」と。これまでの政治家のインタビューにはない、切り口の新鮮さが光っておりました。まぁ、お読みになってみて下さいナ。
 藤田文武幹事長が作成したのが、維新という政党の「中期経営計画」でした。一番のねらいは「組織のコンセンサス」をつくること。「そもそも私が中期経営計画を導入しようと思ったのは、自分がゼロから企業を起こして経営した経験に基づいています」とも。「中長期のビジョンがないと、スタッフが生き生きとしないし、組織全体のエネルギーが最大化されない」。箴言です!