『安倍晋三回顧録』(聞き手橋本五郎、中央公論新社)を読みました。
 改めて思います。これほどよく仕事をした内閣はない、と。
 しかも、大変な仕事をしました。大変な仕事ばかりをし続けました。そのおかげで、いまの日本があります。憲法改正には至りませんでしたが、(不完全ながら)安保法制を整備しました。本当によかった、そう思う昨今です。
  ということが、よ~く分かる本です。
  出版社のPRには、こうありました。
《あまりに機微に触れる―として一度は安倍元首相が刊行を見送った、計18回、36時間にわたる未公開インタビューを全て収録。知られざる宰相の「孤独」「決断」「暗闘」が明かされます。》。
  思い返しても、安倍総理(当時)をめぐる言論環境には尋常ならざるものがありました。安倍総理に対してはどんな暴言も許される。揚げ足取りも、ウソ八百も、人格否定も何でもあり。そんなマスコミの状況でした。その極致が某大学教授の暴言。安倍総理に対して、「お前は人間じゃない! 叩き斬ってやる!」などと集会で絶叫したのでした。集会参加者たちは暴言に応えて歓喜の大喚声をあげた、……いやはや、異常そのものでした。
  読後感はおいおいUPいたしますが、まずはある方のカスタマーレビューをご紹介しておきましょう。たぶん、ニュートラルな感想の代表格でしょう。
《カスタマーレビュー1》
 安倍さんが本音で話しています。ニュースで知る国政・外交の裏側はこんなに色々なことがあるんだ、とか。国内政治家や海外政治家のトップの人達はこんなキャラクターだったんだ、とか。対談形式になっているので非常に読みやすく、分かりやすいです。安倍さんの頑張り、気配りが良く分かる本です。首相とは本当に大変な職業だと痛感しました。頑張れ日本! 頑張れ日本の政治家!

 

※ 写真下は本日買い求めたTシャツ、です。ちょっとだけおしゃれに!?