いつぞやのブログでもアップしました。「お金を使わなくなりました」と。しかし、この言い方は正しくはありませんね。
 たしかに、現金を使わなくなりました。正確に言うならば、現金で支払いをしなくなったのです。
  過日、小生が普段使っている電子マネーが不足していたので、チャージをしました。ついでと思って、以下も次々にチャージ。
 Suicaに、PayPay、nanacoに、WAON。それぞれ1万円ずつチャージしたら、締めて4万円。
何だか急に貧乏になっちゃいました。
  閑話休題。
 面白い話があります。『日本で力士になるということ』(飯塚さき著、Hobby JAPAN)という本に書かれていたエピソードです。
《▽「紙切れはいらない
「よく思い出すんですけど、親戚が町から車で来てお小遣いをくれたときに、私は『こんな紙切れいらない』『次に来たときはボールを持ってきて』なんて言ってました。紙切れをもらっても草原にはなにもないから、サッカーボールとかバスケットボールのほうが、もらってうれしいっていう感覚だったのを覚えています」》(p88)
 上記は、大相撲の荒汐親方。現役時代は「蒼国来」という力士のエピソードです。
 蒼国来は中国の、正確に言えば、内モンゴル自治区の出身力士です。苦労して入幕した直後の八百長疑惑で解雇。裁判の末に、2年後に現役復帰した不屈の精神。彼を守り続けた師匠(元小結大豊)との心の絆で部屋を継ぎました。