『シルバー川柳 先客万来編』(みやぎシルバーネット+河出書房新社編集部編)を手にしました。まぁ、骨休め、です。疲れた脳にはこういう軽~い本がちょうどイイですね。
 「名前ほど歩けませんね万歩計」「5倍デーいつもの2倍買いました」など、文芸的にまぁまぁの作品もちらほら見つかりました。なかでも一番の優れものは、「若き日になりたかったな未亡人」でしょうか。この作品は、スバラシイ!!(笑)。穿ちが効いております。
  ところが、巻末にあった同書のPR。
  川柳家・水野タケシさん(←すみません。小生は存じ上げておりません)が書いておりました。川柳入門への誘い文句、です。
《川柳に文才はいりません。「心のつぶやき」を、さあ自由に書いてみましょう!》と、ある。
  後半はコレでよいのです。
  ただし、前半はいただけません。違います! 明らかに違う! 全く違う!! 川柳の文芸性を否定してはいけません。
  川柳に文才は必要ですよ! むしろ、川柳にこそ文才は必要。軽妙で奥深い日本語力が求められるのではないでしょうか?
  水野タケシさん。
 どうぞ、ご再考下さいナ。