『一度死んだ私の話』の続きの話。
ハタチの時に
心を殺された後しばらく、
私は自室に引きこもってました。
怖くて。
だって
真っ昼間の、
人がいっぱいいる商店街で、
普通の格好してたのに、
こんな目に遭ったんだから。
“夜道”でもないし、
“一人きり”でもないし、
“露出度の高い、派手な服”でもない。
至って普通。
ごく普通の日常の中で
被害に遭った。
こうなるともう
この世に安全な場所なんかない
と思えてくる。
2ヶ月ほどは
自室から出るのが、
いや、
自室のベッドから出るのも怖かった。
家の中で
何かが起こるはずもないのに
それでも怖かった。
そのくらい
私には
世界が危険なものに見えていた。
あの頃、
事情を知らない両親から
よく怒られた。
「ええ若いモンが
昼間っから寝てばっかりいて!!
外に出ろ!働け!」
と。
知らないんだから致し方ないけど、
ツラかった。
怒られると
さらに
「やっぱり世界は危険。
しかも誰も助けてくれない」
と思った。
伝えればよかったのかもしれないけど、
伝えることすら憚られた。
事が事だけに言いにくかった。
(今も親には言ってません。
だからこれ読んでも、うちの親には内密にねー)
元々あんまり
助けを求める方ではななかったけど、
あの出来事以降、
さらに頑なに
助けてもらうことをしなくなった。
商店街には
あんなにたくさんの人がいたのに
声が枯れるほど
「助けて」
と叫んでも
誰も助けてくれなかった。
だから
もう「助けて」って言わないことにしよう
と思ったのだ。
「助けて」と言わなかったら、
助けて欲しいかどうかは
人にはわからないから、
助けてもらえなくてもしょうがない。
と思える。
だけど、
「助けて」と言って
助けてもらえなかったら、
傷付く。
怖い。
もうイヤだ。
そんなこんなで
人に助けを求めるのは
かなり下手。
だけど、ここ数年で
ずいぶんマシになったと思う。
起業して、
SNSを中心に仲良しさんが増えて、
その人達が
みんな気持ちの良い付き合いの出来る人で、
お願いしなくても
助けてくれたり
応援してくれたりして、
そんな積み重ねが
私に安心感を与えてくれた。
私が今いる場所は安全。
私が今付き合っている人達は安心。
だから
困った時は助けを求めてもいい。
ま、助けを求めるの下手だけどw
相手にも事情があるから
いつでも助けてもらえるとは限らないけど、
でも、
だからといって
その人が
私を見捨てたわけではない。
これまでは
助けてもらえない=見捨てられた
と思っているフシがあった。
今は違う。
もう大丈夫。
長々と書いてて思ったんだけど、
何があっても
人は幸せになれる。
と。
傷は痛い。今も。
でも
不幸ではない。
傷の痛み=不幸
ではない。
痛みを感じながらも
幸せでいることは可能だ。
忘れないように
もう一回書いておこう。
何があっても
人は幸せになれる。
一度心が死んだ人でも大丈夫。
うん。
なれる。
なれるよ。

手付かずの文章をまるっとお引き受け! 文章丸投げコース
既存の文章をもっと伝わりやすくする! 文章リフォームコース
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
自分の武器に気付いて成果を取ろう! 強み発掘
何でも話して心と頭をスッキリさせよう! のほほんトークセッション
「うまく行く」を促進して現実に追い風を! 龍穴風ヒーリング
お問合せはこちら → https://ws.formzu.net/fgen/S30880753/