『一度死んだ私の話』の続きの話。
ハタチの私に起きたことは
当時付き合っていた彼にも伝えました。
伝えたところでどうにもならないけれど、
伝えることで
気持ちが救われるんじゃないか
癒やしてもらえるんじゃないか
と少し期待して。
が、
彼が開口一番に言ったのは、
「僕、仕返しとか出来ひんけど、ごめんな」
でした。
彼のその言葉には
重さを感じられず、
なんとなく言い訳めいた雰囲気も感じてしまった。
仕返しできないけど、しょうがないよねー。
という気持ちが
乗っかってるように聞こえた。
私が欲しかったのは
“怒り”の言葉だった。
自分の彼女をひどい目に遭わせたヤツへの
怒りの感情を見たかった。
それが傷を癒やしてくれると思ったから。
そもそも
仕返しなど望んでもいなかった。
もちろん今も望んでいない。
もしも
「仕返ししてやる！」
という人がいたら、全力で止めます。
仕返しなんかいらないよ。
でも彼は
怒りを見せることはなく、
「かわいいから一人で出かけさせるの心配やなー」
とか、
「やっぱり僕の彼女はかわいいなー」
とか、
「イヤなことなんか忘れてしまい」
とか、
なんだかズレたことばかり言っていた。
世間に絶望し、
彼には失望した。
だけど、
私は彼と別れることはなかった。
なぜか？
彼はこうも言ったから。
「それでも、何があっても好き」
私はその言葉を拠り所にした。
「それでも、何があっても好き」
と言ってくれる人だから、
頼りないけど、
ズレてるけど、
大事にしてもらえるだろう。
と思った。
それと、
私のような
事故物件みたいな女を
受け入れてくれる人は
そうそういないだろう。
という気持ちも少しあった。
今は“事故物件みたいな女”とか思ってませんよ。
彼の言葉を拠り所に
その後を一緒に過ごしたんだけど、
結局破局した。
一番頼りたい時にズレた発言をした彼は
いろんなシーンでズレていたし、
いざという時、
やっぱり頼れなかったし、
大事にされてる実感もなかった。
だけど、
「それでも、何があっても好き」
という言葉に
私はすがりついて生きていたから、
すがりつかないと生きていけない
と思い込んでたから、
彼となかなか別れられなかった。
だから
言葉に心が入っていなかった彼が悪い
とは言い切れない。
私が
勝手に期待し、
勝手に失望した。
私と関わったことにより、
あの出来事に振り回された
彼もまた被害者だと思う。
勝手に期待した、
とは言え、
次にパートナーになってくれる人は
言葉に心の入った人、
言葉に気持ちの乗ってる人
がいいなぁ。
私は
言われた言葉を
そのまま受け止めてしまうから。
それと
いざという時頼れる人
だと言うことなし♪
長い間書けなかったことを
思い切って書きました。
しかも3記事もｗ
特段目的はなく、
ただ自分の過去を振り返り、
自分の気持ちを書き綴ってみただけ。
誰かの役に立とう
とか、
まったく思ってませんでした。
が、
「必要な人の心に響くと思う」
「書いてくれてありがとう」
「ハッと気付くことのある人もいるはず」
などの
コメントやメッセージをいただきました。
コメントやメッセージをくださった皆さま
ありがとうございました♪
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