今日は次男が空手の寒稽古に参加しました。
毎年この時期に京都府南部の木津川流れ橋の付近で
寒稽古が行われます。
2月の寒空の下、みんなよく頑張りました。
この後、道場生みんなで河原の掃除をして、
たき火で暖をとりながら豚汁をいただきました。
最後に師範からのお話がありました。
道場生だけでなく、保護者にもお話をしてくださいました。
そのお話にはっとさせられましたので、
ここで紹介させていただきます。
「子どもたちは親の言うことは聞きません。
でも、親の真似はします。
子どもの言葉遣いが悪い?
それは親の真似です。
態度も何もかも親の真似をしています。
親が良い行いをすれば子どももよい行いをします。
子どもが言うことを聞かない、とぼやくのではなく、
自分の態度で子どもに教えましょう」
確かに。
言うことを聞かせようとするからいけないんですよね。
親の言うことを聞く、というのは、
言い換えると、親に服従する、ということになります。
たとえ血のつながった親子であっても「服従」は嫌ですよね。
そりゃ、言うことなんか聞きません。
一方、親の真似をするということ。
これは子どもが自分の意志で学ぼうとする行為です。
自分の意志で、ということはつまり「内的動機」ということになります。
この内的動機はどんな学習法よりも効果があります。
自発的行動は吸収しやすく、持続性も高いものです。
どんな学習法よりも効果がある。
受験生にとってはこれほど素晴らしいものはありません。
でも、だからこそ、取扱注意なんです。
内的動機で親の真似をすると、見事にすべてを吸収してしまいます。
それがいいことでも悪いことでも。
子どものことを思うならばまず自分の行動を正さなければ、ということですね。
かくいう私は・・・。
いろいろと反省すべきことがあります・・・。
だから師範の言葉にはっとしたんです。
子ども達の人生が豊かで素晴らしいものになるよう、
襟を正して生活しようと思います。