2年半前の7月、
引越しと同時に我が家にやってきた ふたりの “こどもたち” のお話しです。
里親に応募して、
家族で2時間の高速道路を走り 、逢いに行きました。
お母さんと引き離されて、知らない家に連れられてきて不安でたまらないふたり・・・
寂し気で、怯えた様子が印象的でした。
ボランティアさんの自宅で
不安げな顔です
二人はもともと4人姉弟だったそうです。
あとの二人は別のお家にもらわれて行って
二人残された時は寂しくて、
・・・これからどうなるだろう・・・と不安で仕方がなかったんだろうな・・・
子猫はね、せめて生後2ヶ月はお母さんと一緒にいさせてあげたいな・・・
この子たちは、1ヶ月くらいしかお母さんと一緒に居られなかったみたい
「兄妹を引き離したくないから、できれば二人一緒ってわけには いきませんか・・・・」
「・・・・・・・・
・・・・・
もちろん!!」
わたし達家族、誰からともなくみんな笑顔
一週間後、今度はあちらから高速を走り、我が家に二人を連れて来てくれました。
二人が育つ環境を見ておきたいのと、
「どうか、この子たちをよろしくお願いします・・・」の大きくてあったかい気持ち。
ボランティアさんの暖かさと、可愛い子猫ちゃんたちを迎える幸せ
絶対この子たちを幸せにしなきゃ・・・
我が家に到着したふたりは、真っ先に一番奥の部屋に逃げ込み、
ベッドの下の奥~~~~にからだを寄せ合ってうずくまって居ました。
いくら呼んでも出てこない・・・
最初はお母さんと離されて、知らないボランティアさんのお宅。
姉妹が先に、何処かへいなくなって二人になって、
車に長い事 揺られて、空気の匂いも違う 知らない土地の知らない家・・・・・
不安だったんだよね
怖かったんだよね
家族みんなで、たくさんの名前を考えて、
やんちゃで、すっごい甘えん坊のお兄ちゃんには
“テトラ”
人見知りで、用心深くて、ちょい臆病な妹には
“みかん” と名づけました。
お名前で呼ぶ頃には、心を開いてくれました
“テトラ”
“みかん”
そして、幸せな生活は ずっと、ずっと、続くと思っていました。
二人が、母ネコからの胎盤感染で白血病だとわかったのは2歳になる少し前・・・・。
先に、もらわれていった二人のお姉ちゃんたちは大丈夫だろうか・・・・
元気にしているだろうか・・・・
今も、頭をよぎります。
ネコだけど、ネコじゃない・・・・言葉では言い表せない宝物・・・
未だ喪失感は埋まらず、愛しさは募るばかり・・・・・・・・