CLANNAD-AFTERSTORY 第14話「新しい家族」の感想・レビューです。
朋也と渚が結婚をして新しい生活を始めます。そして、渚がバイトを始めてこっそりアッキーと朋也が見に行くという回です。
幸せな新婚生活。お金はなくても二人いれば幸せ。そして、二人を支える渚の両親。CLANNAD AFTERSTORYの中でも屈指の幸せシーンではないでしょうか。
しかし、そこには色々な意味深なセリフが紛れ込み、これからを案じさせる回になっています。
続きはネタバレ編で
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ネタバレ編
この回は3つのテーマが流れています。
一つは幸せな新婚生活。
Aパートの夕方の土手のシーンですね。だんご大家族の原曲である「渚」のピアノソロが流れるシーンですね。ここから二人は一緒に歩いて帰るシーンから夕方星を見るシーンまでが幸薄いふたりのささやかな幸せを見ることができます。
二つ目はバカ親子のテーマ
結婚して大人になっても変わらない親子。バレバレの変装をして渚の前に現れても、全然気づかない渚。アホアホ親子の象徴です。
そして、圧巻はBパートの有名なセリフ
「私は朋也君と夫婦ですから… エッチなことしちゃってます!」
両親の前でどうどうと言う渚。さすが古河家と言う感じです。結婚しても変わらないところ。いいシーンです。
三つ目はCLANNADのメインストーリーである「街の思い」です。
結婚当日部屋での朋也と渚のセリフ
「俺もお前さえいてくれれば、どんなことにも負けずにいられると思う。だから、ずっとそばにいてくれよな」
「はい、私、ずっと朋也君のそばにいます」
そばにいなかったらどうなってしまうのか? 将来を暗示させるセリフです。
そして、雑木林がなくなりファミレスができたり、思い出の旧校舎が新しい校舎に建て替えられると聞いた時の朋也の憤り。
街は変わっていく。何もかもが変わっていく。
「それでもこの街が好きですか?」 渚の問いかけの回想シーン。
そして、光の玉の話。
「この街には古い伝説がある。幸せな人たちがいると光がそこに現れる。光が手に入ってら願いがかなう」
こうやって見ると伏線がこの回だけでもきちんと張られています。この回があるから最終話の大どんでん返しが生きてくると思います。
その意味で重要な回なのです。
さて、最後に出てきました汐ちゃん。いよいよ涙腺崩壊の申し子が現れてきます。
ではまた。
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