#101 解放 8 | 心の赴くままに

心の赴くままに

これから先のことが不安、人生のどん底で身動きがとれない
そんな心に光を灯す
人生を最高に愛する秘訣をお届けします

小さな「違和感」が積み重なる事で

「違和感」に対する感覚がマヒしてしまい

 

そして、世の中に溢れる

「二重拘束」や「ダブルスタンダード」によって

思考停止した状態が慢性化してしまう。

 

そういった状態では、知らず知らずの内に

外的刺激に影響を受けたり流される事で

誰かの考えと同化してしまう事もあるのではないでしょうか。

 

そういった状態は#86に書いた「自主自立」からは

離れてしまった状態となってしまいます。

 

思考停止した状態で、

世の中に溢れる情報や知人との何気ない会話の中から

「外的刺激」を受け取ってしまうと

それが「暗示」となり

「催眠状態」になってしまうのではないでしょうか。

 

そして「暗示」の働きかけによって

ある特定の「正しさ」や「こうあるべき」

自分自身に対して押し付ける事で

 

それが出来ていない自分を過度に意識してしまい

#98にある様に適度なコントロールが

妨げられるのではないでしょうか。

 

例えば、#98の内容で見たとき

・「部下や子供がしっかりしないのは、上司や親の責任だ」

という「暗示」によって、

「責任を果たせていない自分」に「意識」が向かい、

つい小言に走らせてしまう。

 

・「体重を管理できない人は、自分をコントロールできない人だ」

という「暗示」によって、

「コントロールできない自分」に「意識」が向かい、

食べるのが止められなくなってしまう。

 

・「試験勉強、宿題をちゃんとやらなきゃダメよ」という「暗示」で

「ちゃんと出来ていない自分」に「意識」が向かい、

勉強や宿題とは全く違う行動に駆り立ててしまう。

 

・「老後は最低でも○○○万円必要だ」という「暗示」によって

「それだけの貯蓄をしていない自分」に「意識」が向かい

将来の不安ばかり考えてしまう。

 

アルコール依存症の「注意されたら酒の量が

コントールできなくなる」という事も

 

注意される事で、無意識の内に

「出来ていない自分」を過度に意識してしまい

自分をコントロール出来なくなるのではないでしょうか。

 

では、私たちはどの様にして「催眠状態」から

抜け出す事が出来るのでしょうか。

 

それには、まず第一に

やりたくないのに意に反して行動している時は
思考停止状態であり、催眠状態になっていると自覚する事です。
 
前出の「無意識さんの本」にも
<「やめられない」という時点で
そもそもおかしいのである。>(P204)とあります。
 
自覚する事で、自分を客観視する事ができ
冷静に自分と向き合う事が出来る様になります。

次に「催眠状態」が発動するトリガーが何だったのか
探してみるのです。
 
例えば「食べるのをやめたいのに、やめようとするほど、
やめられない」という状況のとき
「イライラや不安」がトリガーとなっていたり
 
昨日の投稿に出てきたアニメの様に「怒鳴り声」が
トリガーとなっていたり
トリガーの状況の方に「意識」を向けるのです。
 
ここで焦点となっていた「至らない自分」から「意識」を外して、
状況分析の方に「意識」を向けるのです。
そして、出来れば紙に書いてみて下さい。
 
#82にも書いた様に、

人は今行っている行動に関連した感情を、

自然と味わうようにできているので

 

「意識」を向ける先や「行動」を変えた事によって

感情にも変化が起こります。

 

次に、感情が変わったところで

「この行動を駆り立てる暗示は何だろう」と

自分自身に問いかけてみます。

 

この「暗示」をひも解く上で
重要になってくるのが「無意識」なのです。