LZシュナイダー
ゼロの製作に合わせて、押し入れからCASを発掘してきた。CASは最下段に積まれていたため、やはり湿気で箱はカパカパになり若干のカビ害も受けていた。せめてスノコくらい敷いておくべきだったと反省。
話が逸れた。これから数日に渡って究極の手動ギミック、CASのレビューを記してゆきたい。まずはCP番号順にシュナイダーユニットから。
シュナイダーとはドイツ語で仕立屋(ないし靴屋)のことである。レーザーブレードで敵を討つ様を、仕立屋が生地を切り刻む姿になぞらえた命名なのだろう。多分。
豪勢に七本ものレーザーブレードを装備。やりすぎ感もあり、ヒーローメカっぽいが実はCAS三種の中で一番好きだ。
レーザーブレードの展開。ブレードライガーに比べてかなり長大。
設定上はデスザウラーの超重装甲にも通用する極めて強力な武器である。
Eシールドジェネレーターの展開。「ジャキン!」とたてがみが伸びる。
しかし、伸縮・開閉のしたところで現実にはEシールドなど発生しないわけで、設定を知らないと(なにしろアニメには存在しなかった設定でもあるし)何のためのギミックか分からないだろう。この辺の説得力の弱さは残念。
設定上はデススティンガーの荷電粒子砲すら凌ぐ極めて強力な装備である。
過去に何度か口にしているが、私はブレードライガーの脇腹から伸びたレーザーブレードがあまり好きではなかった。そんな物、モチーフであるライオンには存在しない器官だったからだ。ゾイドの格闘は生まれ持った爪と牙を用いるべきだという思いが強かったのである。刃物を使うのは、かぎ爪も牙も持たぬ人間だけなのだから。
しかし一方、ブラウン管の中で敵陣を颯爽と駆け抜け、鎧袖一触立ちふさがる者を斬り捨てる勇姿に痺れていたのもまた事実。理屈と感情の板挟みである。
そこにきてシュナイダーの発表だったのである。ラッシングブレードはたてがみを模したデザインなので好印象だった。たてがみはライオンに元から備わっている器官だからOKなのだという自己欺瞞ができたためである。もっとも、たてがみは敵を切り裂くための器官ではないのだが(苦笑)。
設定ではラッシングブレード展開・Eシールド全開で特攻するφ(ファイ)ブレードストームがシュナイダーの切り札。稼働時間が極端に短いという弱点も設定されているものの、このクラスのゾイドとしては破格の決定力だ。この強さに、怨みにも似た敵愾心を抱く他のゾイドのファンも多いようだ。
ところで、アニメ『ゾイド新世紀/0』ではシュナイダーにEシールドの設定が無かった。なぜ設定の改変があったのか長年の疑問だったのだが、組み立て中に答えが閃いた。φブレードストームが使えたらラスボスのバーサークフューラーを正面から圧殺できてしまうではないか! ラスボス戦を熱く演出するために設定の改変が行われたのだろう。
次回イエーガー編につづく
ライガーゼロ
ライガーゼロは多くのバリエーション機が発売されており、その都度「またゼロか!」との声も聞こえてきた。食傷気味の人が少なくないようだ。だが私はそう思ったことは一度もない。なぜなら今まで一度もゼロを組み立てたことがないのだから!(笑)
というわけで、今回初めてライガーゼロを組み立ててみた。先日、カビに侵された箱を廃棄したため、野ざらしで置いておくわけにもいかなかったからである。
数えてみると実に六年間も寝かせておいたことになる。自分でもびっくりだ。
まあかなり今さらなことを書くことになるが、初めてゼロを組み立てた少年なのだと思って生暖かい目で見守って欲しい。
組み立てにはシールドライガーの倍、たっぷり三時間は要したように思う。細かい装飾パーツが多いためであろう。見た目の進化とも言えるが、逆に考えると旧ゾイドは簡素な構成であれだけのクオリティだったわけだ。新しきを温ねて故きを知る。
特に力が入っているのは背部のイオンターボブースターか。ブースターのカバーを上へ持ち上げると……
ブースターがせり出す……。ってほどでもないな(苦笑)。せり出す幅はわずか数ミリで、はなはだ微妙。ここはもっと工夫が欲しかった。
全ての装甲、武装を排除して素体状態に。この状態でデザイン的に完結しているのはお見事。
そしてこの状態からライガーゼロ最大のギミック、CASが始動するわけである。
次回シュナイダー編につづく
グラビティーサイクス
チーターマン♪
オレってチーター♪
チーターマン♪
オレ☆オレ♪
――と、ニコニコ動画では『チーターマン』が大ブーム。そこでブームに便乗してチーター型ゾイドを組み立ててみた。
ゾイド界で鬼子のように嫌われているグラビティーサイクスだ。同じチーター型ながらライトニングサイクスと比べたら人気は月とスッポンだろう。
不人気の要因の一つには動力がモーターでもゼンマイでもなく、フライホイールであることもあるだろうが……
なんと言っても顔が面白いことに尽きるだろう。ライトニングサイクスの顔はスピード感という抽象的なものをイメージ化したようなデザインだったが、一方グラビティーサイクスは写実主義。モチーフに忠実であろうという誠実さを見せている。
初めて見たときはあまりの格好悪さにドン引きだったものだが、組み立ててみればこの木訥とした味わいに愛しさすら感じる。変か、俺?
そしてアホな武装……
主武装のソードランチャーは大剣を射出するという、もの凄く頭の悪い武器だ!
発射って男の子だよな。
さらには剣をくわえて構える!
『ゾイドジェネレイションズ』の世界観を先取りしていたとも言えるが、当時はゾイドのイメージを壊されたようで嫌だったものである。でもこれを「アリ」と感じるようになったのだから私も大人になったものだ。いや、子供の玩具で大人もクソもないが。
剣についてもう少し難点を述べると、安全基準のために切っ先が丸められていて、その上PP樹脂のために加工・塗装が困難な点は残念だ。
脚部の裏側は肉抜きでスカスカなのが玉に瑕(玉は言い過ぎかもしれないが)。情が移ってしまっただけに何とも残念な仕様である。低価格帯のゾイドも脚部は二枚の貼り合わせにするなどして欲しいところだ。
以上のようにかなり異質な部類に入るゾイドだが、発射ギミックもあり玩具としてはかなり遊べる。しかもミサイルのように撃ったら見失う心配がないのも良い(笑)。
また、顔のイメージとは裏腹に、実は各部のデザインは洗練されていて格好良い。風聞ではウルフ、サイクス、ザウラーのグラビティーゾイド三種はそれぞれヘリック、ゼネバス、ガイロスの意匠を意識しているという。確かにゼネバスっぽくまとまっているんだ、これが。馬鹿に出来ない良さが随所に隠れているのである。
今月の電撃ホビーマガジン(2007年12月号)
今月の月刊オールザットゾイド(ゾイド記事)は6ページ。
■ゾイドオルタナティブ・ゴジュラス(2P)
ゾイドオルタナティブの初期稿にあったという要塞ゴジュラスを岩井秀氏が制作。
いわゆる「恐竜戦車」的お馬鹿な造形で、さしもの私もこれには拒絶感を覚え。ゲームで没になったのは正解だったのではないか?
ついでに言うと大見出しの「浮沈要塞竜」は文脈的に考えて「不沈」の誤植だと思われるのだが、あんな大フォントでの誤植は初めて見た。
■HOW TO ZOIDS ALTERNATIVE(3P)
オルタナティブ風改造の指南記事。ハウンドソルジャーをベースに改造からサフ吹きまでの工程を解説。塗装は次号につづく。
囲み記事でXBOX360『ゾイドオルタナティブ』隠し武器とマーケットプレイスでのバリエーション機を紹介。
■よろず(1P)
・コトブキヤHMMジェノザウラー続報
頭部の差し替え武器、コア、コクピットブロックの写真を掲載。
・コトブキヤHMMシールドライガーMk-II
ビームキャノンの開閉それぞれの状態の写真を掲載。
・月刊ゾイドグラフィックス
表紙に加え「惑星Zi ZAC年表」「ゾイドとは?」などの記事の写真を掲載。ゾイドコアボックス収録・ゾイドバイブルの図版が再利用されているのが見て取れるが、これが叩きの材料にならないか心配だ。
・ゾイドVS.i & EZ
今月のレアゾイドIDはS-Liger。
・ゾイドタクティクス/ゾイドサーガオンライン
サマーボーイ必読の電撃ホビーマガジン10月号は特別定価880円で絶賛発売中!








