ゾイド徒然草 -170ページ目

プラモつくろう

 ついさっき、たまたまテレビをつけると『プラモつくろうCUSTOM』という番組をやっていた。なんかミリタリーモデルの偉い人(らしい)がドイツ兵のヴィネットを作る様子を、一時間やっていた。

ドイツ兵

 もちろん、偉い人なので上手いのは当然だ。舌を巻いたのはその作業があまりにも無造作だったこと。まるで「ねるねるねるね」や「わさわさぶらぶら」を作るかのように無造作に組み立て、改造し、色を塗っていた。プロの凄みである。うーん、凄い。

 あんな風に手が動くと改造ゾイドも量産できるのだろうなぁ、と思ったが、量産してきた結果があの手練なのだろう。少しずつでもゾイド触らんといかんね。記事は毎日埋めているけど。


 ちなみに、番組DVDも出ているようである。プロの技を動画で見たい人は購入を検討しては?

プラモつくろう~プロたちの超絶テクニックを映像で観る!~Vol.1 プラモつくろう~プロたちの超絶テクニックを映像で観る!~Vol.2 プラモつくろう~プロたちの超絶テクニックを映像で観る!~Vol.3

ゾイドジェネシス 第47話「決別」感想

 今まで生きてきた中で聞いた最も邪悪な言葉は、アメリカの高官の、次の発言である。
「ウダイとクサイを捕らえて、戦犯として裁く」
 全然おかしくないじゃないか、と思うだろうか? いや、違うのだ。この発言は、イラク戦争開戦前のものなのである!
 テレビニュースでこれを聞いたとき、思わず「ハァ!?」と声を上げた。そしてそのまま、開いた口がふさがらなかった。アメリカ人という奴は始まってもいない戦争で、敵将が戦争犯罪を犯すというシナリオを勝手に書くのである。六十年前もそうだったのだと確信した。


今回のあらすじ――
 ソラシティを墜落させ邪魔者の消えたジーンは唯一絶対神を名乗り、全土へ侵攻の号令を発した。
 本国に戻ったザイリンはジーンに生体エネルギー変換装置のことを問いただすが、はぐらかされてしまう。そして新たに部隊を任されることになったのだが、部下の名簿に幼馴染みのウィプスの名を見つけて不審に思う。ウィプスはゾイド乗りとしての適性が無かったからである。
 その夜、兵員の宿舎に忍び込んだザイリンは機械兵の正体を知る。機械兵は生きながら魂を閉じこめられた人間だったのだ。彼らを道具として使ってきたザイリンは真実を知り、悔恨した。
 一方、ルージらはソラシティの評議員からソラシティとディガルドの関係、即ちジーンはディガルドに効率的にレッゲルを上納させるために、ソラが送り込んだブレーンであったことを聞かされる。評議員は、ジーンは周りの人間を道具としか見ていないと言うが、ルージはこれに激昂。ソラもジーンを道具としか見ていなかったからである。人を人と思わぬ傲慢が今日の事態を招いたのだと。
 期せずして同時に、ジーンを真の敵と定めたルージとザイリン。ザイリンは反旗を翻しジーンに挑むが、バイオティラノの圧倒的戦闘力に押さえこまれてしまう。あわや粒子砲の直撃を受けるかと思われた瞬間、ザイリンはフェルミのバイオプテラに救われたのだった。


 今回は恐らく、テーマ的にはシリーズ中、最も重要な回であろう。それ故に盛り上がりがある反面、数々のマイナス要素も噴出し、評価に苦しむ。


 ジーンは世界征服という野望を持っている。そして、全ての存在を己の道具としか見ていない。だが、ジーンを地上に送り込んだソラもジーンを道具としか見ていなかったし、地上の人々のことなど意にも介していない。その思い上がりがジーンという怪物を生み、地上の混乱を生み、ソラ自身にも破滅をもたらした。


 アフガンを連想させる。ソ連がアフガンに侵攻したとき、アメリカはソ連を牽制するためにイスラムの義勇兵たちを支援(利用)した。彼ら義勇兵のリーダーが誰であろう、オサマ・ビンラディンである。ところがアメリカはイスラム社会へ対する過干渉で対立を招く。その報復がアルカイダによる、世界貿易センタービルの崩落となって現れることになる。


 『ゾイドジェネシス』は、これに材を取っていると見てよいのではないか。そうであればこそ、主題歌にアフガン・イラクを暗喩したと思われる『夜鷹の夢』が使われていることに納得がいく。


そこにどんな人が 暮らし笑い合っているのでしょう
そこでどんな夢が 生まれ 育まれていたのでしょう


 自分たちは特別な存在だと思い上がった人々が、勝手に世界の青写真を描き、陰謀と武力で他国に干渉する。慢心でふくれあがった心には、そこに暮らしている人々のことなど映りはしないのだ。
 私はそういった人の心を憎むし、ルージも、ラ・カンも、セイジュウロウも、怒りを露わにしてそれを憎んだ。
 で、あればである。「真の敵は、倒すべきは、ジーン!」だなんて、話の矮小化じゃないか。ビンラディンが死んだら世界が平和になるのか? 否、真の敵は我々の心の中にいるのである。
 もちろん、劇としてはジーンが討たれないことには収まらないし、我々も見ていてカタルシスがない。だけど、前述のセリフはないと思うのだ。それが、今回一番に言いたいこと。


 細かいことを言うと、せっかくの山場なのにツッコミ要素が多すぎる。作画はいつものこととして、明らかにシリーズ構成や設定が破綻しているところがある。
 例えば、機械兵が人間だったときの名で名簿に書かれていること。これで機械兵の正体が今までバレていなかったなんてあり得るか!? 少ない時間の中で、機械兵の正体を明かすために苦肉の策でそうしたのだろう。だが、これがまかり通るならディガルド軍人は全員白痴だ。
 それに、もっと綿密に伏線が張っていればもっと盛り上げることができただろう。もったいない。例えば、ザイリンが機械兵を捨て駒として使い捨て、「いくらでも補充がきく」と言い放つシーンがあったとしたら。もしそうであれば、今回のザイリンの苦悩と後悔が引き立ったはずである。ところが「機械兵」という言葉が出たのも今回が初めてなのだ。マッチポンプでは感動は薄い。


 それから、機械兵の中身について。機械兵の蓋を開けると「魂」が入っていた。視聴者の多くは、あのシーンの直前まで「脳みそ」を想像していたと思う。個人的には、脳みその方が良かったなぁ。より直感的に「禁忌」を演出できるからだ。慟哭しながらバールのような物で機械兵の脳みそを叩き潰していくザイリンなんて涙なしには見られない絵じゃないか。もしそうだったら、数々の破綻をチャラにして神アニメ認定しているところだったよ。
 しかし、『ジェネシス』は日曜朝の子供向けアニメなのだ。「魂」として描写したのはプロとして正しい選択だったと思う。


 それはともかく、機械兵たちの魂を解放したザイリンは、今までの生き方を過ちであったと認め、生まれ変わる。それは、ジーンに相対したときの名乗りに強く表れている。
「彼は死んだ。君の野望のための部品に過ぎなかった、ディガルドのザイリン・ド・ザルツ中将は死んだ!」
「では、お前は誰だ?」
「我が名はザイリン。ゾイド乗りのザイリン! 真なる敵に立ち向かう、ザルツ村の男だ!」

 しびれる。諸君は、ザイリンが初登場時にも同じ名乗りを上げるていたことを覚えているだろうか?
「ゾイド乗りのザイリン!」と。
 だが、以前のそれと今回のそれでは意味するところが違うと思う。
 ザイリンは、己の才能を発揮すること、それをもって賞賛を得ることが行動原理の男だった(だから自分の潜在能力を引き出してくれるルージに粘着もした)。そんな男の考える「ゾイド乗り」としての誇りとは、「人にできないことができる俺って凄いだろ?」というもののはずである。だが、「ゾイド乗りの誇り」って本当にそういうものなのだろうか?
 むしろ私は、第一話でルージの父が言ったセリフにこそ、真のゾイド乗りの誇りを感じる。もしディガルドが攻めてきたらと問われて、こう言うのだ。
「その時は、あいつらで戦うだけさ。それがゾイド乗りの役目だ」
 気負いのない、日常の会話である。だが、自分に与えられた力を人のために使うということは、当たり前だけど立派なことだ。そして今回、ザイリンはゾイド乗りとして、ようやくルージの父に追いついたのだ。ザイリンはすでに、世界を破滅に追いやる力に打ち勝っているのである。だからしびれた。ちゃんと良い部分もあるんだよ、『ジェネシス』にも。だから惜しいのだが……


 ところで、前々回で初めてザイリンの名字が呼ばれた。唐突だったので「え? ドドイツ?」みたいな反応をしたのだが(笑)。今回の名乗りのために無理矢理入れ込んできたのだな。
 「ド・ザルツ」は「ザルツ出身の」という意味だろう。ダ・ビンチとかと同じく。ウィプスも「ウィプス・ド・ザルツ二等兵」と名簿に記されていたわけだし。固有の名字を持たない百姓に過ぎないということを表したかったのだろうな。
 関係ないが、ザルツ村はいかにも岩塩を産出しそうな地名である。戦争がなかったら有能なザイリンのことだ、交易で村を富ませていたのだろう、などと夢想した。

ポーション

 以前の記事で紹介した「ファイナルファンタジーXII ポーション プレミアムボックス」が届いた。早速開封なり~!


ポーション箱

 プレミアムボックスは化粧箱入り。お値段は通常品の三倍の600円! ハイポーションだね。


ポーション瓶

 通常品とは異なり、ガラス瓶に飾り蓋。おお、昔、攻略本で見たイラストのイメージではないか!
 飾り蓋の形状は全六種。


ポーショントレカ

 半透明のトレーディングカードが一枚封入されている。
 しっかし、全27種類というのは鬼仕様にも程がある!



 さて、お味の方なのだが、これが世間的には絶不評らしいのである。曰く、薬臭い。曰く、吐いた――と。


 だが何を隠そう、私は世人が不味いと言うドリンクが大好物なのだ。例えばメッコールがそうである。のど越しコーラで後味麦茶、あれは天上のアムリタにも等しい至高の飲料である。しかし、統一教会の資金源と知ってからは残念ながらこれを断っている(もしかしたら変な薬でも入っていたのかも……)。

 メッコールの次に好きだったのは気分転換Vである。中学の頃、ジャスコ名取店の近くの自販機でだけ売っていた。木の根っこみたいな味がする炭酸飲料だった。


 おっと、話がそれた。絶不評のポーションである。今、目の前にそれがある。世人が不味いと言う物を好む、この私の前にである。私の存在にも意味があるとするのなら、この日のために生まれてきたのだろう。どこまでも走るよ。

 ポーションを手に取り、キャップを開ける。お父さん、お母さん、生んでくれてありがとう。私は瓶に口を付けると、一気に運命を嚥下した。


 ……なんだ、炭酸の抜けた気分転換Vじゃん。


 珍ドリンクレベルは中級程度。FFと同じく、自分は「違いが分かる男」と勘違いしている中高生あたりにお薦めである。


 このままだと「FF徒然草」になってしまうので、ザイリンを貼ってお茶を濁しておく。

ポーションを飲むザイリン

楽天で残り僅少!
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スクウェア・エニックス
ファイナルファンタジーXII

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ゾイド占い

 ゾイド占いを作ってみた。遊びのつもりだったが、徹夜になってしまった……

 ゾイド占い


【追記】

2009年2月7日をもって「ゾイド占い」は閉鎖しました。