今朝、先日公開されたSZAの「Garden (Say It Like Dat)」のvideoを見て、またまたKarena Evansがディレクターを務めていることを知りました。
Karenaがディレクターを務めるvideoは今年公開されたものだけでもこんなにあります。(公開順)
SiR - Summer in November
Drake - God's Plan
Drake - Nice For What
SiR - D'Evils
ブログタイトルの672,830,000回は、上記に挙げたvideoの再生回数の合計です(2018年5月20日時点)
私がKarenaの存在を知った翌日に、偶然にもDrakeの「God's Plan」のvideoがローンチされ、彼女の名前がそこに登場したのでとても驚きました。それ以来、次々と彼女の名を見かけるようになったので目が離せないままでいます。
彼女の存在を知るきっかけになったのは、前回書いたブログ(Daniel Caesarの来日が楽しみで初ドロップ。)にも登場したプロデューサーJordan EvansのNoiseyの記事でした。
ここに掲載されているJordanの写真に「Photo By Karena Evans」と添えられており、同じEvans姓だったので調べたところKarenaはJordanの22歳の妹でした。
Director XのプロダクションPopp Rokでインターンを経たのち、同社と契約を交わし、現在もディレクターとして所属しています。ちなみにDirector Xがディレクターとして携わった作品には以下があります。(こちらも錚々たるものばかり!)
Miguel - Sky Walker feat. Travis Scott
Rihanna - Work feat. Drake
Drake - Hotline Bling
Hendrick Lamar - King Kunta
Gap - "Meet Me in the Gap" campaign
今月カナダで開かれたミュージックビデオを讃える祭典 Prism Prizeの授賞式では、プレゼンターを務めたDirecter Xに迎えられ、革新的でユニークな作品を手がけたアーティストに与えられるLipsett Awardを女性初でKarenaが勝ち取りました。
Daniel Caesarの「Freudian」もAudience Awardを受賞したので、兄Jordanも出席しており、互いに喜びあう姿を見られて幸せな気分になりました。
前回のブログでも書いたとおり、Sean Leonを通じてDanielと出会ったJordanとMatthewは、Danielの才能に惚れ込み、彼をバックアップしていくことを決めました。JordanはDanielと同居し、自宅でもレコーディングを行っていた時期があったそうです。
Danielがアーティストとしてのキャリアをスタートさせて以来、プロデューサー兼マネジャーとして彼を支え続けていますが、それ以前のJordanはMatthewとともにBoi-1daのもとでプロデューサーとしての経験を積んでいました。
もともとBoiと友人だったJordanの姉が2人を結びつけ、のちに16歳のJordan(2007年)が高校にバスケの試合を見に来ていた当時21歳のBoiにMatthewを紹介したそうです。Boi、Jordan、MatthewさらにはT-Minusは同じ高校の出身だそうです。
Boiとともに携わったものには、Drakeの「Pound Cake / Paris Morton Music 2」や「How About Now」などがあります。