もうどうでもいいや・・・
しばらく黙っていると、彼女の方から話かけてきた。
「低血圧なんです。」
「え?」
意外な答えが返ってきた。
嫌っているわけではなかったようだ。
でも低血圧で、あんな態度になるのかな。
社交辞令で嘘を言っているのかもしれない。
混乱したまま立ち尽くしていると
さらに思いがけない言葉が返ってきた。
「懲りずにまた、話しかけて下さいね。」
そう言うと彼女は青になったばかりの信号を
足早に歩いて行った。
わけがわからなかったが、
後ろからみる彼女の耳がすこし赤くなっているのはわかった。