笑顔を見せて Ⅲ | たった5ページのラブストーリー

たった5ページのラブストーリー

恋に悩んで次の一歩を踏み出せないあなたへ贈るショートストーリー

「直ったよ」


自転車を元に戻しながら話しかけると

その子は無表情のまま、頭を下げた。


「たしかテニス部だよね?」


こくりと頷く。


「僕も同じテニス部なんだ」


一瞬間があって、こくりと頷く。


「でもいつもと印象が違うなぁ。

女の子同士でしゃべってる時は、

すごい明るいのに。」


そう言っている間にその子は

自転車に乗って逃げる様に帰っていった。


あれ?・・・なんか気に障る事言ったかな・・・?


よく分からないまま、その日は家に帰った。