仕事と知っているはずの母から電話。
そして留守電のメッセージ。
嫌な予感が的中。
泣きじゃくりながら『こたが今息を引き取ったからね…』
私はその時、早番でした。
でもね、その2時間後くらいに『なんか…なんか笑っちゃうんだけど…生き返ってる…!』と再び電話。
本当に信じられなかった。
信じられないようだけど、本当の話。
本当に奇跡が起こった。
どの子もみんな大好き。
比べられない愛を注いでます。
でも、こたろうに関しては…
最期に…こぽの最期に見てる姿は自分であってほしい。
そして、お休みの日にゆっくりちゃんとお別れをしたい。
もちろん、今まで見送った子達も亡くなる前日とかに会えてたし、シフト調整するなりしてしっかり見送りました。
私はそう願ってました。
一度息を引き取ったけど、こたろうが戻って来てくれました。
そして、仕事後に直行で実家へ向かう私を待っていてくれました。
実家に着いた私は、片時もこたろうと離れず、体をさすったり、お手手をにぎにぎしたり、ギューーーってしたり。
たくさんたくさん話しかけました。
そして、夜の7時頃に私の顔を見上げて、私の腕の中で静かに息を引き取りました。
15歳6ヶ月でした。
老衰です。
よくがんばってくれました。
こぽ。
いつも私の側に居てくれて太ももを顎置きにしてたこぽ。
こぽとの運命的な出会いは今でも色褪せないで鮮明に覚えてるよ。
痴呆症になって、急激に老いてしまって…
それでも家族の事は分かっていて。
でも、見えない・聞こえないで不安なんじゃないかって心配になってこぽの気持ちを聞いてもらったら、安心して何の心配もなく過ごしてるよって言ってくれてたんだよね。
おねーちゃんは、それを聞けて安心したよ。
お天気がいい時は、日向ぼっこもしたね。
お顔拭きをさり気なく嫌がるのがすっごく可愛くて(笑)
安心しきっておねんねしてる姿も愛おしくて。
でも、やっと楽になったねって思いの方が強いよ。
見えるし、聞こえるし、やっとたくさん走り回れるもんね。
大好きなバナナもたくさん食べれるよ。
こぽ。
一度、戻って来てくれてありがとう。
おねーちゃんが駆けつけるまで待っててくれてありがとう。
最期の触れ合いの時間を作ってくれてありがとう。
おねーちゃんの気持ち…お見通しだったのかな?
最期の力を振り絞って、おねーちゃんの顔を見上げてくれたね。
しっかり目を見てくれてたね。
だからおねーちゃんも絶対にこぽから目を逸らさなかったよ。
最期まで看取らせてくれてありがとう。
15年間、たくさんの笑いと涙をくれて幸せだったよ。
本当に本当に可愛い子。
また会おうね♡