朝あんなにもめてたから、教室に入ったのはギリギリの時間だった。


しかも、何故か途中からいなくなってた侑士が平然と机に向かっていた。

くそくそ!って怒りたかったけど、視界に入ったあの子を見たら怒る気になれなかった。

あの子ってのは勿論、1の方の冒頭の女の子なんだけど、ほら…な?
やっぱり気まずいと思うだろ、普通。


でもあの子は目が合った瞬間、ニコッて笑った。
少しだけ顔を赤くして。


そんな可愛い顔されちゃ…ドキッてするだろ!!


俺だけじゃないよな?!


俺の心臓が急に早く鳴り始めて、顔に熱が集まってくるのが分かった。

俺は素早く椅子に座った。そして顔が見えないように机に伏せた。


俺はそのまま寝ちゃったんだけど、授業後侑士が
「顔赤かったで~がっくんv」
って言ってた。うわ、俺カッコ悪っ!










二時限目は移動教室で、理科だったから侑士にサボるわって言って、屋上に言った。


屋上はいい風が吹いてた。
天気もいいし、最高の昼寝日和だなって思った。



俺がウトウトして寝そうになったとき、

「…っ向日くん!」

聞いたことのある声に目は覚醒した。


「なっ…お前…どうして?」

「あ…ご、御免ね!起こしちゃって…向日くんが屋上に行ったのが見えて…」


まさか…追いかけてくれたのか?


「いや…いいけどよ、お前こそいいのか?次サボっちまって」
「うん、大丈夫。友達にノート頼んだから」


俺は自惚れていいのだろうか?

「…いい天気だね」
「…そうだな」


こんな些細な会話さえも嬉しい。


「あの…よ。この前の、返事だけど」


俺の心臓はドキドキ鳴りっぱなし。


「う…うん」


真っ赤な顔で返事する彼女。


「考えたよ…色々、沢山」


そういうと、少しだけ顔色を青くして。


「俺は…」


柄にもなく緊張して、手をチラッと見ると小さく震えていた。


「俺も…」






相手の目を見て、ちゃんと言おうと顔を上げると、不安そうな顔のお前がいたから…


俺はゆっくり手を伸ばした。
そして、震える彼女を抱きしめた。


「向日…くん?」

今にも泣きそうなお前を見て、

「俺も、」

俺は気持ちを伝えたんだ。






「お前が好きだ」



















~おまけ~





ギィ…

「「!?」」

「がっく~ん、見させてもろうたでv」

「ハッ!庶民的な告白だったな」

「向日…お前っ…///」

「(宍戸先輩、真っ赤…)」

「向日先輩、やりますね!」

「おっお前等っ!何でこんなとこに!!」

『お前(先輩)の告白現場見るため(です)』

「なっ…」

「岳人、もっと演出とかなかったんか?」

「俺様だったら、こんな庶民的な告白はしねぇよ」

「よくこんなとこで言えんな。激ダサだぜ」

「もうちょっと場所考えた方が良かったんじゃないですか?ここ学校ですよ」

「告白の言葉も、もっと他にカッコいい言い方とかあったんじゃないですか?」

「ああ~!もうウッセーな!

普通の何が悪ぃんだよっ!!」」






















甘夢…かな?
本文よりおまけのほうが書いてて楽しかった♪