南極上空のオゾンホール、過去最大
世界気象機関(WMO)は3日、南極上空のオゾンホールが観測史上、過去最大になったと発表した。有害な紫外線から生物を保護しているオゾン層を破壊する物質が蓄積されたのに加え、今年は冬に成層圏の気温が例年に比べて低くなったのが原因という。
米航空宇宙局(NASA)の人工衛星による観測では、今年9月25日にオゾンホールの面積が2950万平方キロに達し、過去最大だった00年9月の面積をわずかに上回った。
また、欧州宇宙機関(ESA)の観測データでも同日、2800万平方キロを記録。ESAの観測した最大値、00年の2840万平方キロに匹敵する大きさとなっている。
米海洋大気局(NOAA)は、オゾン層の破壊につながるフロンなどの排出量は減っているものの、南極上空のオゾンホールがふさがるのは2065年ごろと予測している。