チェリストが書いた楽曲の発掘、演奏に取り組んでいるチェリスト、林裕が9日、スペイン出身の名手、カサドが残した作品などを演奏するリサイタルを大阪市北区のザ・フェニックスホールで開く。

 元大阪フィルハーモニー交響楽団首席チェリストで関西を拠点に活躍する林は近年、チェリストが残した作品の発掘をを続けている。著名な作曲家の作品に比べ、演奏家が残した作品で現代も弾かれ続けているものは少なく、録音もあまり残っていないが、「それだけに楽譜を見つけたときに、先入観なく自分の解釈で一から音楽を練り上げる醍醐味がある」と語る。

 今回披露するのはまず、カサドの「ソナタイ短調」。今は絶版となっている楽譜だが、「カサドの出身地、スペインの色の濃いソナタ。カサドを知るのに意味のある一曲だと思う」。また、林の活動を知った人から楽譜提供を受けたというセルヴェの「コンサート用小品」も披露する。「チェロのパガニーニと言われた人ならではの作品で、大変高度な技術が用いられた華やかな曲」という。

 チェリストの作品だからといって発掘した曲すべてを演奏会にかけるわけではない。「果たして演奏会に出すに相応しい曲かどうか考えながらの作業。聴く方に良い曲だと思っていただかないと意味がないですから」と取り組みにかける意気込みを話している。

 リサイタル当日はほかにシューマン「民謡風の5つの小品集」とショパンの「ソナタ ト短調」。ピアノは児嶋一江。前売り3500円(当日4千円)。

 問い合わせは同ホール(電)06・6363・7999。(安田奈緒美)



引用:先達が残した楽曲「発掘」 チェリスト・林裕 9日、大阪でリサイタル(産経新聞)

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 □20~23日 兵庫芸文センター

 ■「農業に夢と希望を」

 世界で初めてリンゴの無農薬栽培に成功した木村秋則さんの生きざまを描く舞台「りんご」が11月、東京や兵庫・西宮などで上演される。主演はV6の長野博。制作発表に出席した木村さんは「若い人たちが農業に夢と希望を持ってもらえればうれしい」と訴えた。 (平松澄子)

 木村さんは東京で会社勤めをしたあと故郷の青森へ帰り、リンゴ農家のミチコさんと結婚。農薬に過剰に反応する家族らの姿を見て、無農薬栽培を決意し、十数年も苦労を重ねた末、栽培に成功する。その生き方を記したノンフィクション『奇跡のリンゴ』などの著書で一躍注目を集めた。

 舞台化について木村さんは、「生きている私や女房のことが演劇として発表されるのはうれしいけれど、恥ずかしいやら怖いやら。日本の農業は今、やめる人が多くて田畑がどんどん放置されている。若い人たちが舞台を観(み)て、そんな問題点を少しでも考えてもらえれば」という。

 長野は数年前から木村さんのリンゴのことを知っていたそうで、すでに役作りを兼ねて青森のリンゴ園を訪れ、木村さんとの交流を深めている。「木村さんのリンゴを食べると、すごくパワーを感じたんです。舞台のお話をいただいたとき、ご縁を感じました。木村さんのあきらめない強い気持ちがなければ、成功に至らなかった。失礼のないように役を掘り下げて演じたい」と長野はきまじめに話す。

 妻のミチコ役は佐藤江梨子。「私も昔、アトピーだったので、無農薬栽培には関心があります。人から非難されても、正しいと思っていることを続けることはステキ。そんな世界観が舞台で出せたらうれしいです」と抱負を述べた。

 公演は5~14日=東京・ル テアトル銀座▽20~23日=兵庫県立芸術文化センター中ホール(全5回、(電)0798・68・0255)。ほかに名古屋、福岡、仙台も。



引用:無農薬栽培にかけた木村秋則さんの半生 長野博主演「りんご」(産経新聞)

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