下腹が出る五つの要因
日経ウーマンより

何時間もパソコンの前で座りっぱなし。運動不足で食べすぎで……
現代人が陥りがちな生活習慣は、すべて、下腹ぽっこりにつながる。
筋肉や内臓の働きが鈍っているため、様々な不調を伴うことも多い。
なぜ、下腹が出てしまうのか。その原因は、
私たちの毎日の生活の中に潜んでいる。
みなさんは、毎日どんな生活を送っているだろう。
デスクの前に一日中座りっぱなしという人も多いと思う。
きっとパソコンに向かうときは背中を丸めた前傾姿勢。
肩には力が入っているに違いない。
「首や肩に力が入ると、下腹の力が抜けてしまいます」
と話すのは、女性の骨盤周辺のケアに詳しい理学療法士の
田舎中(たやなか)真由美さん。
下腹の筋肉の力が抜けてたるむと、お腹で体重を支えられないので、
骨盤がゆがみ、姿勢が崩れて、内臓を正しい位置に保てなくなってしまう。
その姿勢が習慣化することで下腹が出てしまうのが「ゆがみ下腹」だ。

座りっぱなしの生活は、もちろん脂肪がたまる原因にもなる。
「人間は本来、飢餓(きが)に耐えられるように、
脂肪を蓄えるシステムを持っている。食べる量に比べて運動量が少なければ、
当然、脂肪がたまる」と話すのは、
骨格筋に詳しい豊橋創造大学大学院教授の後藤勝正さん。
座っている姿勢では、下腹の筋肉はほとんど動かない。
「脂肪は、筋肉が動いていない所につきやすい。
下腹は、脂肪にとって居心地の良い場所」と後藤さんは指摘する。
これが「脂肪下腹」を作る。
そして、女性の大きな悩みでもある冷えとむくみ。
「座っている時間が長いと、脚の付け根、そけい部が圧迫されて
血流やリンパの流れが滞る。
それが冷えやむくみにつながる」と田舎中さん。
薄着のファッションで冷やすのはもちろん、
きつい下着や服で締めつければ、血流が滞り、むくみの原因に。
余分な水分がたまるのだから、それだけでも下腹のサイズがふくらむ。
さらに、いつもむくんでいる場所は冷えやすいので、
体が保温しようとして脂肪がつきやすくなる。
「冷え・むくみ下腹」は、こんなダブルパンチ状態といえる。

便秘も下腹を出させる原因に。
「姿勢が悪く、下腹に力が入らないと、体がゆがんで、腸の位置もずれやすい。
それによって腸の働きも落ちて便秘につながる」と、田舎中さん。
便がたまった腸が下腹に垂れ下がり、そのままぽっこりと飛び出てくるのだ。
また、腸の動きが鈍くなれば、やはり周辺の血流が悪くなって、
脂肪がつきやすくなる。こんなのが「便秘下腹」だ。
最後にストレス。
パソコンの前に座りっぱなしの生活が、体と心にストレスをかけないはずがない。
「過度なストレスは、自律神経に本来備わった調子を狂わせ、
脂肪を燃焼しにくい体にしてしまう」と、
順天堂大学大学院加齢制御医学講座准教授の青木晃さんは話す。
また、イライラはドカ食いの原因にもなるので、カロリーオーバーになりやすい。
そのうえ、ストレスで体が緊張して呼吸が浅くなると、
下腹の血流や内臓の働きが一層悪くなってしまう。
こんなふうに五つのタイプを並べたとき、ひとつの共通するパターンがあるのに
お気付きだろうか。
どのタイプでも、下腹に関連する何らかの体の構成要素、
例えば筋肉や内臓、血流などが鈍ったり、働きが低下している。
いわば、下腹が“機能不全”に陥っているということだ。
下腹ぽっこりはスタイルだけの問題ではない。
下腹の働きが低下したサインでもある。
だとすれば、下腹を凹ませる対策も、単に凹ませるだけでは不十分。
下腹の働きを十分に取り戻す必要がある。
そしてここで重要なカギを握るのが、下腹の一番内側を覆っている
「腹横筋(ふくおうきん)」という筋肉です。

山田式骨盤ダイエット法

何時間もパソコンの前で座りっぱなし。運動不足で食べすぎで……
現代人が陥りがちな生活習慣は、すべて、下腹ぽっこりにつながる。
筋肉や内臓の働きが鈍っているため、様々な不調を伴うことも多い。
なぜ、下腹が出てしまうのか。その原因は、
私たちの毎日の生活の中に潜んでいる。
みなさんは、毎日どんな生活を送っているだろう。
デスクの前に一日中座りっぱなしという人も多いと思う。
きっとパソコンに向かうときは背中を丸めた前傾姿勢。
肩には力が入っているに違いない。
「首や肩に力が入ると、下腹の力が抜けてしまいます」
と話すのは、女性の骨盤周辺のケアに詳しい理学療法士の
田舎中(たやなか)真由美さん。
下腹の筋肉の力が抜けてたるむと、お腹で体重を支えられないので、
骨盤がゆがみ、姿勢が崩れて、内臓を正しい位置に保てなくなってしまう。
その姿勢が習慣化することで下腹が出てしまうのが「ゆがみ下腹」だ。

座りっぱなしの生活は、もちろん脂肪がたまる原因にもなる。
「人間は本来、飢餓(きが)に耐えられるように、
脂肪を蓄えるシステムを持っている。食べる量に比べて運動量が少なければ、
当然、脂肪がたまる」と話すのは、
骨格筋に詳しい豊橋創造大学大学院教授の後藤勝正さん。
座っている姿勢では、下腹の筋肉はほとんど動かない。
「脂肪は、筋肉が動いていない所につきやすい。
下腹は、脂肪にとって居心地の良い場所」と後藤さんは指摘する。
これが「脂肪下腹」を作る。
そして、女性の大きな悩みでもある冷えとむくみ。
「座っている時間が長いと、脚の付け根、そけい部が圧迫されて
血流やリンパの流れが滞る。
それが冷えやむくみにつながる」と田舎中さん。
薄着のファッションで冷やすのはもちろん、
きつい下着や服で締めつければ、血流が滞り、むくみの原因に。
余分な水分がたまるのだから、それだけでも下腹のサイズがふくらむ。
さらに、いつもむくんでいる場所は冷えやすいので、
体が保温しようとして脂肪がつきやすくなる。
「冷え・むくみ下腹」は、こんなダブルパンチ状態といえる。

便秘も下腹を出させる原因に。
「姿勢が悪く、下腹に力が入らないと、体がゆがんで、腸の位置もずれやすい。
それによって腸の働きも落ちて便秘につながる」と、田舎中さん。
便がたまった腸が下腹に垂れ下がり、そのままぽっこりと飛び出てくるのだ。
また、腸の動きが鈍くなれば、やはり周辺の血流が悪くなって、
脂肪がつきやすくなる。こんなのが「便秘下腹」だ。
最後にストレス。
パソコンの前に座りっぱなしの生活が、体と心にストレスをかけないはずがない。
「過度なストレスは、自律神経に本来備わった調子を狂わせ、
脂肪を燃焼しにくい体にしてしまう」と、
順天堂大学大学院加齢制御医学講座准教授の青木晃さんは話す。
また、イライラはドカ食いの原因にもなるので、カロリーオーバーになりやすい。
そのうえ、ストレスで体が緊張して呼吸が浅くなると、
下腹の血流や内臓の働きが一層悪くなってしまう。
こんなふうに五つのタイプを並べたとき、ひとつの共通するパターンがあるのに
お気付きだろうか。
どのタイプでも、下腹に関連する何らかの体の構成要素、
例えば筋肉や内臓、血流などが鈍ったり、働きが低下している。
いわば、下腹が“機能不全”に陥っているということだ。
下腹ぽっこりはスタイルだけの問題ではない。
下腹の働きが低下したサインでもある。
だとすれば、下腹を凹ませる対策も、単に凹ませるだけでは不十分。
下腹の働きを十分に取り戻す必要がある。
そしてここで重要なカギを握るのが、下腹の一番内側を覆っている
「腹横筋(ふくおうきん)」という筋肉です。

山田式骨盤ダイエット法