ハーイ!
ベタと一緒で食欲旺盛なBBGI/TR担当AEです。
海外のフォーラムやら、なんやらかんやら読んでたけれど、まとめてなかったベタの鰭齧り現象…
広報のZe'氏宅に起きる齧り祭りが行われているようなので…今回は、なぜ齧ってしまうのか…その原因と対策になります。
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ベタが鰭を齧る要因
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【1】ストレス
配送・水温変化・水質の悪化・ベタにとって嫌いな物がある・明るい
※人間が主にベタに与えてしまう事が多いもの。
【2】遺伝
基本的には手の打ちようがない。
【3】気づいていない
自分のヒレだと認識していない為、ヒラヒラすると気になって仕方ないので齧る。
【4】癖
人間が爪を噛んだするのと同じような状態、ただし人間の場合には心理的な部分があってそれを治療する事で治まるが、ベタの場合には未知数。
【5】欲求不満
暇すぎて仕方ない(つまらない)・戦いたい・♀がいない。
飼い始めや水替えのなどの人間が起こしたアクションのタイミングで発生する場合には、記事本的に【1】の状態。
ベタの鰭齧りは一度始まると、おさまらない場合が多いので齧ったあとのケアを必要とする。
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ベタの鰭齧り後の対策
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【1】ストレスの場合
配送…オークションや個人輸入・通販などの際の状況によって異なるため、届き次第インディアンアーモンド浴させる。
水温変化…水替えの場合には温度を必ず合わせ、導入時の場合には水合わせ
水質の悪化…フィルターが無い場合にはフィルターを付ける、半分換水
ベタの嫌いなもの…撤去
居る場所が明る過ぎる…明暗をはっきりさせ照明の光量を下げる
※インディアンアーモンドは、十分な量のタンニンを水に放出。
タンニンはpH値に影響を与え、黒水の川のように水が暗くなっているかも分かる。
言うまでもなく、タンニンが豊富な水は、野生のような環境から来た魚種に合う。
インドのアーモンドの葉は、細菌、真菌および類似の生物に対して、樹木によって産生される化合物が豊富な為、魚が自らを保護するのに最適。
このため、インドのアーモンドの葉を水槽に加えると、タンク内の病気のリスクが軽減され、魚を助けることができる可能性が高い。
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【2】遺伝
どうしようもない。
特にショータイプは緊張感やストレスへの極端な反応の素因を、品種改良を続けている中で受け継いでいる可能性が高い。
【3】気づいていない
飼っているベタが鰭意外に興味のもつものを探し与える。
【4】癖
気づくとしてしまう行為なので、他に興味のあるものを探し与えて気を紛らわせる。
【5】欲求不満
欲求不満の対象が何なのか見極め与える。
与え方によっては【1】のようなストレスになる可能性もあるので注意が必要。
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【補足情報】魚の痛覚
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魚は痛覚が無いなど言われて、日本では活け造りして刺身を食べていたが…
近年の数多くの研究により、魚は痛みを感じ、反応することが示されている。
クイーンズ大学ベルファストの科学者による研究では、魚は他の動物と同様に痛みを避けることを学ぶことが証明されています。
研究者の一人であるレベッカ・ダンロップは、「この論文は、魚の痛み回避が反射反応ではなく、異なる状況によって記憶され、記憶されていることを示している。
かじりむしになったら、もう仕方ないって事で…(笑)
鰭から病原菌が入らないようにしてれば…
おおむね問題ないでしょう。
多分。
今日暑い!!