今日から京都での家元初釜が始りました


初日無事に終わりました

お越しいただきました方々

ありがとうございました


今年の役割は濃茶席です

この数年薄茶席を担当して点前、席主役と交代で勤めていましたが

今年は久しぶりに濃茶席

家元、若宗匠とご一緒で緊張感漂っています


朝一番で炭を入れて釜を懸けます

一日の始まりです


その中でも私の役割は水屋です

一番若手が茶碗洗いをするのですが

メンバーの中で私が一番若いのです

もうどのくらい振りかわからない茶碗洗いをしています

特に濃茶席で使う茶碗は間違いがあってはならないものばかり

さらに緊張感が高まります


しかしここの水屋が私の修業の原点の場

なんとなく落ち着きます

好きな場所なんです

いいことも嫌なこともあった場所ですが


私たち内弟子は家元水屋と呼ばれます

家元の水屋をお預かりするのです

後ろから家元を支える役割です


よく茶会があると点前がしたい、半東で説明がした人が多いかもしれません

しかし私の中では少し違います

表に出るいるのは水屋がしっかりと支えているから


今回京都初釜では私はお客さんの前に出ることはないでしょう

温かくて美味しいお茶をお客さんに頂いてもらう

その底辺を支えるのが役割だからです


私が段取りよく運べば美味しいお客さんはお茶が飲める

そう思って務めています


お弟子さんにも伝えたい感覚です