今日は利休忌

京都、大徳寺の聚光院にて

利休さんの月忌法要に参列


毎月28日に行われる利休忌ですが

12月だけは繰り上げての法要となります


三千家で休みなく毎月行われる利休忌

千家にとっては祖の法要は基本中の基本の行事であろう

私も出入禁止期間を除いては参列をしています

家元への入門も3月28日の祥月命日の日に

利休堂にお参りをして入門を許されています


積み重ねは大切なことで

一度途切れると元に戻すのは難しいです

茶の湯の伝統の重なりの象徴です


今日は利休忌の後、家元では研究会がありました

最近は特に頻繁に京都に来なくなり

家元にも来る機会が少なくなっていました

久しぶりの研究会参加です


私にとって

家元とは

家元不徹斎その人を指す時と

家元の建物、場所を指す時があります


家元にお会いする

家元に伺う

両方です


家元は私の修業の場であり

茶の湯のふるさとです

家元不徹斎はそういう意味では

茶の湯の親です

ご本人はこんな子を持った覚えはないと仰るでしょうが


家元に来ると

修業時代を思い出します

色んな思いをリセットしてくれる場です

ふるさととはそのようなところでしょう

具体的に何ということはないのですが


いいことも悪いことも思い出して

受け入れて送り出してくれる

そんな場があって幸せだと思います



しかし事始のご挨拶も済んだことですし

年越しの準備をそろそろ始めないと

と早速日々の雑事に気持ちが割かれます

慌ただしい歳の暮れ