よく、自己啓発本とかビジネス書、スピリチュアルの本とかで、
「私に、何か特別な才能があったとかでは全然ないんです。
こんな私だって人生変えられんだから、あなたにもきっとできます！」
みたいなのってあるじゃないですか。
これを、「才能」をテーマに手相鑑定をやってる自分としては、半分ぐらい嘘だと思ってまして。
その理由は、大きく３つです。
まず１つ。
「その成功した人」は、
「才能がなかったんじゃなくて、自分の才能が活かされる環境にいなかった」
だけなんじゃないか、ということ。
最大のポイントはここです。
例えば「その人」が、学生時代も、会社員でも、人としても、まるで駄目だったとするじゃないですか。
で、例えばスピリチュアルなり、ビジネスのやり方を学んだり、編み出したりして、
結果、「人生が変わって」成功した。
これを、手相観としてはどういう構造だと考えるかというと、
そう、
つまりその人はスピリチュアルだったりそのビジネスのやり方に実は才能があっただけ、
って言えるんです。（仮に、学んで身につけたものだとしても『それに向く才能があったからこそ身について成功できた』って考えます。最初っからすんなりできるものだけが『才能がある』とは捉えません）
要は、会社員としてだったりでまるで無能だったりいかに平凡だったとしても、
その人に「特別な才能がなかった」とは結論づけられない、っていうこと。（ここ超大事！！）
だって、「その人の才能」がその会社なり組織では全く活かされないものだったとしたら、
その人がその環境で「無能」のレッテルを貼られるのは当たり前で！！
むしろ、「会社組織やいわゆる一般的な働き方」に適合できなかった人の方が、
「そうじゃない世界」で才能が発揮されて突き抜けるように成功する人が多いな、
って鑑定経験も含めて感じます。（かといって誤解がないように、別に、そういうふうな『成功』をする人が『一般的な働き方』の人より偉い、とかいう意味では全くなく！！！）
さらに言うと、「多くの人が当たり前にできる事ができない人」っていうのは、
「多くの人は普通にはできない事ができる」ような、何か特化した才能がある場合が多いです。
これが、嘘だと思う理由の1つ目。
これが、嘘だと思う理由の1つ目。
2つめ。
「こんな私にもできたんだからあなたにもできます！」
の、
「『その方法』があなたにも合うとは必ずしも限らない」。
その人の「実は潜在的に才能があって成功したその方法」が、
あなたの才能を発揮するための方法として適切かどうかは別の話、ということ。
まあ、これは当たり前っちゃ当たり前ですね。
３つ目。
「その人が『成功してなれたもの』も、あなたの才能が活かせるもの（＝あなたにとっての幸せ）とも限らない」
っていうこと。
さっきの、２つめの理由は「その人が成功した『方法』」で、今言ってるのは、
「成功して手に入れられた立場や生き方、収入の額だったりビジネスモデル」です。
（成功した『方法』とその人の『ビジネスモデル』って、重なる部分があるから明確に分けにくいんだけど）
ただこれは、著者なりが、
「私が成し得たこの成功の形が、あなたも手に入れる・なるべきもの」
とは必ずしも言ってないとも思います。
（つまり逆に言えば『そう言ってる』ケースもあるっていうこと）
とまあそういうわけで、
「才能なんて何もなかった自分もこうなれたので、あなたも人生変えられます！」
ってのを、「半分ぐらい」嘘だと思ってる、という。
・・こうやって書くともしかして、
成功（※）できるのは、才能があるほんの一握りの人間で、
凡人のあなたにはその可能性は限りなく少ないよ、
（成功＝自分らしく好きな事で満足できる収入が得られて生きること）
みたいに勘違いする人もいるかもしれないなあ、と思うので念のため、
そうじゃないんですよね。
つまり、
誰しもに必ず何かしら才能あって、
それを活かせる仕事（ビジネス・自己表現）の形はさまざま、
っていうこと。
・・ただ最後にちょっと補足なんですけど、
著者なり影響力がある人が発信する「私が上手くいった・人生が変わったこの方法」っていうのは、
「根本的・本質的なもの」であればあるほど、たくさんの人に当てはまると思ってます。(って、当たり前ですけどね）
まぁ昔？だったら、目標を紙に書くとか、アファメーションであるとか。
もちろん今でも、それは効果があるものだとは思うけど。
最近では、「『自分に向き合うために』ノートに書く」のが凄く良い、って言われてますよね。
脳と心の仕組みだったり、潜在意識と現実の仕組みだったり、スピリチュアルだったり。
なのでそういう意味で、
「あなたにもできます！」
って影響力ある人がいう、
「人生が変わった考え方・方法」を試してみる価値はある、とも当然思います。
戻って、最後にもう一回。
成功した人がよく言う、
「自分に才能なんて何もなかった」
っていうのは実は、
「才能が活かせる場所にいなかった」
だけ、ってこと。
だから、もしあなたが今悶々としてたり惨めさを感じたり、自分に自信がまるでなかったとしても、
それはあなたに「才能がない」って結論づける理由にはならない、
っていうことです。
↓このあたりの記事もよかったら。
ちなみに、才能って「何か一つ」だけでもなかったりします(・∀・)
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