これ、鑑定経験上、感じるというか、気づいたんですが。
まず、お客様、というか人は、大きく二つに分かれると思うんです。
人生が比較的いい流れに乗っていたり、日々や仕事に充実感があるほうの方と、
決して日々が充実してなかったり、不満やストレスを抱えてたりするほうの方(かた)。
「幸せか/不幸か」は、ちょっと言い過ぎですが、まあ究極、そう分けてもいいと思います。
それで、
後者の
「人生が今ひとつ充実してない人」
には、
共通している、ある傾向があるんです。
それは、
「人生をちゃんと現実的に考えている」
という点。
「・・・・??」
と思われたでしょうか、
「・・あーーーーー、、」
と感じられたでしょうか。
そうなんです。
つまり、人生設計や、仕事、お金や収入に対して、
「現実的に」≒「安定的に」≒「堅実に」≒「常識的に」≒「将来も考えて」
選択・行動をして来ている、かつ今後もそうしようとしている人の方が、
「人生に充実感が少ない」
傾向にあるんです。
何故だか、分かりますよね?
答えはシンプル、
「『やりたいこと』を基準にしていない」
からです。
もうちょっと言い換えると、
「自分の内側からの感覚・感情」
からの選択ではなく、
「頭で」考えて決めている、
っていうことですね。
極端な例を挙げます。
うちの妻は、昔、ダンスの仕事をしてまして。
自分の事ではないけど誇らしいのが、
ずっと教わってた先生や、当時一緒に踊ってた仲間だったり教え子の中には、今や全国区だったり、世界レベルになっている人がたくさんいるんですが。
そんな妻から聞いた色んなエピソードの中で、印象に残っている話があります。
今や世界的にも評価されるダンサーの男の子に、昔、(一部うろ覚えなんですが)たしか周りの誰かが、
「今はダンスしよるけど、将来どうするん?(広島弁)」
みたいな事を聞いたらしいんです。
そしたらその男の子(現在、全国区・世界的ダンサー)は、
「え?ダンスやって世界行くつもりですよ?」
って答えたそうなんです。
彼にとっては、
「ダンスをやって生きて行く、それで食べていく、成功する」
事こそが、
「『現実的』な考え」
だったんだと思います。
・・特殊なケースだと思うでしょうか?
たしかに、
ある分野のスペシャリスト、一流になって活躍する、世界的にも評価される、
というような面では、特殊でものすごく少ないケースかもしれません。
でも、ですね。
「シンプルに好きな事を選択する」
「自分の感覚を当たり前に信じる」
事というのは、
限られたごく一部の成功者にしか不可能な事、
では決してないと思うんです。
「現実的」って何か、って話です。
「自分の感覚・想いを基準にして、選択・行動をする」こと、
これを「現実的」って呼んでもいいんじゃないでしょうか?
お金に困らないように、
極力リスクを避けて、
周りにどう思われるかも考えて、
「自分の内側からの感覚は黙殺して」
人生を選択していくことを、
「現実的」
と呼ぶんなら、
何だか、そんな虚しい話はないですよね。
自分(天道)の例で言うと、
昔から自分はどこか変わってる方だと思ってて、
占いで自分の事を調べてたのもあって、いわゆる普通の仕事に就くイメージをまったく持ってなくて、
大学も二留して(←あんまり関係ないけど)就職活動もせず、
何かしら好きな事関係でいつか食えるようになるだろう、なればいいや、
と当たり前のように信じ込んで生きてきまして。
途中挫折も迷いもありましたけど、
今おかげさまで、こうして生きれてまして。
で、日々や仕事に、充実感というのは、感じられている方だと思います。
あ、でも、やっぱり誤解のないように。
手相鑑定、みたいな特殊な道で、その技能のみで生計を立てていくような事、
そういうのこそが価値がある、
って言いたいわけじゃなく。
「自分の感覚、やりたいこと、好き、わがまま、憧れ、夢、理想」、
こういったものを基準に選択、行動をしていくこと、
それこそが
「地に足がついた」「現実的な」人生の送り方
って言えないでしょうか、
ということです。
【残り2枠】
12/15(金)16(土)17(日)
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