はい、またまた続きからになります。(その1
) (その2
)
そしてですね、前回の内容に関して
ワタシの留学仲間から貴重な一言を頂戴しました。
「わかりにくい」
あっ、ですよね・・・。
結局伝えたかった事は最後に書いたんですが
それまでの過程がクネクネし過ぎてますね・・・。
とりあえず年齢と言語習得に関しては
ちゃんとした答えが出てないというのが現実であって
どちらか一方の視点から書くのは
ワタシ的に納得がいかない訳です。
第2言語習得にcritical periodがあると言う人達も
いやいや、そんなもんはないと主張する人達も
結局は言語習得の本質を理解する事で
結果的により良い教育を提供する事に繋がる努力を
している訳ですから、お互いを尊重しなければならないと思います。
少し、カッコイイ事言いました?
とりあえず、神田の日本語のせいでわかり辛いという場合は謝りますが
この件に関するスタンスは変えずにいきます。
さて、今回は神田にはお手上げの領域。
頭の中を科学で分析しよう・・・と。
Neuroscienceって言うんですけど
こんな言葉を聞くだけで少し読む気をなくしますね(笑
ただ、神経科学の研究により
幼児期から第2言語習得を始めた学習者と
大人になってから始めた人では第2言語を処理する際の
脳の活動に違いがある事がわかった。
みたいな事を言われると
あっ、大人ってやっぱり不利なのかなぁ・・・。
なんて思ってしまいますよね。
研究が明らかにしたのは
脳の中で言語の発話処理をする場所
Broca's areaの活動の違い。
幼少期から第2言語に触れてきた人は
第1言語と第2言語を処理する場所が同じであるのに対し
大人になってから学習を始めた人は
2つの言語を処理するのに別々の場所が使われている。
・・・らしい。
つまり、critical periodは存在する。
というのは安直であると言うのが、再び登場
Marinova-Todd et al (2000)
著者は上に挙げた研究に対し
被験者の選び方(大人のL2レベルが低い)
言語を操る場所の違いが、よい良い処理に繋がる証拠がない。
(つまい、2ヶ所を使う大人の方が良い可能性もある)
という点を挙げて、脳の活動の違いはcritical periodには無関係だ。
という結論を下す訳です。
しかし!!
またどっちをサポートしてるんだかわからない情報を加えますと
この結論に関しては行き過ぎかもしれません。
実際にこの違いがどのような影響を持つのかがハッキリしていない
状況ですから、現段階では(2000年においては?)
『わからない』というのが無難なところだと思います。
前回と同じような流れですが
Neuroscienceの見地においても
第2言語習得においてcritical periodがあるのかどうか
どちらかをサポートするような決定的な結果は出ていない
というのを、今回のポイントにします!!
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Reference
Marinova-Todd, H. S., Marshall, D. B., & Snow, C. E. (2000). Three
misconceptions about age and L2 learning. TESOL Quarterly,
34, 9-34.