オーディオテクニカAT-SP50
隠れた名器だ。
そのまま聴いても十分良い音なのだが、
PCOCC(0.6mm)のエナメル線が余っていたので、
思い切って、コイルを巻き変えてみた。
小さなテシマルの上にも乗ってしまう超小型のスピーカーだが、
ボディはアルミダイキャストで重さは約1.5kg(1本)。
巻き終えたコイル。ほどけないようにブチルテープで巻いておいた。
元の線は0.65mm。
巻きなおした線は、0.6mm。
直流抵抗が若干増えるので、高音とのレベル調整をすると完璧なのだが、
今回はそのまま。
約0.47mHだが、ネジ止めすると、値が変わり約0.48mHになる。
普通こうしたネジは非磁性体を使うのだが、鉄が使われている。
コア材にフェライトを使うだけでも、音に色が付くのに、その真ん中に鉄ネジを入れるとは、
あまり、考えなかったことがかえって良かったのかも知れない。
室内楽やJAZZならこのスピーカーで十分楽しめる。
特に、JAZZベースは、倍音がはっきりと聴こえ、音階もよくわかる。
この際、コンデンサもブラックゲートに交換。
元は、2.2μFが付いていた。
4.7μF(カップリング用)を直列にし、無極性にして使用する。
誤差が幸いして、合わせて2,2μFになった。
部品は基板裏から取りつけ完成!
先日、知人に録音させてもらった「ベートーベンのピアノソナタNo32」では、ベーゼン・ドルファ(ピアノ)の音をそれらしくきちんと表現できている。
同じく、ベートーベンのチェロソナタでは、アルゲリッチの奔放な演奏に、
マイスキーが必死で着いていく様子が伝わってくる。
まるで、ピアノソナタにチェロが慌ててフレーズを付けているようだ。
違った意味で楽しさが伝わってくる。
このような小さなスピーカーで、これだけ音楽が楽しめれれば十分。
超傑作と言ってもいいだろう。(少々誉めすぎ?)
人の声も聴いてみた。
ソプラノは、少し自然さに欠けるが、今後のエージングしだいか・・・。
テノールやバリトンなら何時間でも聴いていられそう。
ネットワークは6dbで組んであるので、
改造した結果が如実に表れる。
コイルを空芯にすれば、さらに音質が向上することは間違いない。
せめて、ケイ素鋼鈑でやってみたいが、アズキャストを使うと、
コイルの方がスピーカーより相当高価になってしまう・・・・。とついつい欲が・・・。
あくまでも、AV用に使うスピーカーなので、エスカレートしないよう自分に言い聞かせ、
ここまでやればよしとした。