今日の箇所(第二テサロニケ 2:13-3:5)には、霊的共同体である教会は、互いに教えを守ることを励まし合い、祈り合うことによって成長するということが示されています。
神様は、恵みによって、私たちに永遠の慰めと望みを与えてくださいます。 それゆえ、パウロは、神様が行われたことのゆえに、感謝しています。 神様は、愛をもって聖徒たちを選び、聖霊によってきよめ、真理を信じて救いに至るようにされたからです。
パウロは福音を伝えるために労苦し、彼らは信仰を守るために労苦しましたが、パウロはこれらすべてが「神の恵み」であると告白します。
パウロは聖徒たちに、心を騒がせず、「学んだ教え」をしっかり守るよう勧めます。 私たちが守るべき福音の真理は不変です。 その教えの通りに従う時、主は私たちを慰め、あらゆる良いわざと言葉に進めるよう導いてくださいます。
パウロの関心は常に福音宣教でした。 パウロは手紙の最後に、自分たちの福音の働きのために祈って欲しいと頼みます。 具体的には、第一に、主のみことばが速やかに広まり、尊ばれるようにということです。 福音によって変えられているテサロニケの聖徒たちこそが彼の栄光であり、喜び(第一テサロニケ 2:20)なので、自分が使命を完全に果たせるようにと願ったのです。
第二に、不正な悪人たちから救い出されるようにということです。 パウロは、ユダヤ人たちの迫害によって、テサロニケから急いで出立しなければなりませんでした。 皆が信仰を持っているわけではないので、反対者によって働きが妨げられないよう願ったわけです。
祈りを頼んだ後、パウロは、今度は彼らのために祈ります。 主が彼らの信仰を導き、「神の愛」と「キリストの忍耐」に向けさせてくださいと…。 互いに教えを守ることを励まし合い、祈り合うことを通して、教会とそこに属する聖徒は成長するのです。
私たちを愛し、暗闇から救い出し、永遠の慰めと希望を与えてくださった神様の恵みに感謝します。 今も私の傍に居られるインマヌエルの主に信頼し、今日も主の似姿に近づくことを願います。 主の教えが私の人生を通して次世代に伝えられ、信仰の遺産として残りますように。 御霊の照らしと導きがありますように。