今日の箇所(第二列王 9:27-37)には、神様に敵対して歩んだ者は、最後に悲惨な裁きに遭い、滅びるということが示されています。
アハブの家への神様の裁きは続きます。 ヨラムを殺したエフーは、ヨラムを見舞いに来ていたユダ王アハズヤも殺します。 アハズヤはアハブの娘アタルヤの子なので、アハブの家に属する者だったからです。
エフーは、アハブの家の者を絶ち滅ぼす過程でアハズヤまで殺しますが、アハズヤはダビデの家にも属しているので、死体はその場に晒されず、ダビデの町に葬られます。
このように、神様は、悪しきアハブと交わり、アハブの道に歩んだユダ王家の罪も裁かれます。
その後、エフーは、イゼベルを殺すために、イズレエルに進撃します。 イゼベルは皇太后としての威厳を示すために、化粧をして身を飾り、高い所からエフーに向き合います。 イゼベルは居丈高にエフーに語りかけ、対抗しようとしますが、エフーはそのようなイゼベルを無視し、彼を見下ろしていた宦官にイゼベルを突き落とすよう命じます。
イゼベルは、自分に仕えていた宦官の手によって突き落とされ、悲惨な最期を迎えます。 神様に敵対した者に相応しい死です。
エフーは、イゼベルの死体を踏みつけた後、中に入って祝宴を催します。 死体をそのままにしておくことによって、裁きを受けた者の悲惨な姿を民に見せようとしたのです。
しばらく時が流れた後、エフーはイゼベルを葬ることを許しますが、その死体は既に獣たちに食べられ、頭蓋骨と両足と両手首だけが残った状態でした。 イゼベルは、死後に安らかに葬られない呪いを受けたのです。
エフーは、イゼベルの最期は、神様のみことばの成就であると宣言します。 悪者への神様の裁きは、私たちには遅く感じられたとしても、必ず果たされるのです。
最後まで悔い改めず、神様に敵対する悪者の人生には、必ず神様の裁きがあることをあらためて教えられました。 私の心を聖霊で満たし、みことばに敏感に反応して、罪から速やかに立ち返ることができるよう、主が助けてくださいますように。 神様が立てられた場所で、神様の方法で、信仰によって歩むことができますように。 御霊の照らしと導きがありますように。