今日から新約聖書のエペソ人への手紙に入ります。 今日の箇所(エペソ 1:1-14)には、三位一体の神様による救いのみわざは、永遠に賛美すべきテーマであることが示されています。

 

私たちの救いは、最初から最後まで完全に神様の恵みです。 ローマで捕らわれの身であったパウロは、教会を正しく建て上げるよう、エペソの聖徒たちを励ますために、この手紙を書きました。

 

その中で、彼はまず、キリストにあって天上にある霊的祝福を下さる神様を賛美しています。 彼が注目した祝福は、「救いへの選び」です。 選びの主権者は「神様」、選びの時期は「世界の基が据えられる前」、選びの方法は「キリストにあって」、選びの目的は「聖なる、傷のない者にしようとするため」です。

 

神様が私たちを選ばれた(予定された)結果、私たちはキリストにあって神の子ども(家族)となる特権をいただきました。

 

この選びは、無償で一方的に与えられる恵みなので、私たちは、ただ神様の栄光をほめたたえる以外にできることはありません。 「救いの恵み」は、信徒が得る最も大きな恵みです。

 

キリストの死は、この救いのためにどうしても必要な尊い犠牲です。 主イエスの血の贖いがなければ、救いは成り立たないからです。

 

贖いとは、代価を払って奴隷を解放することです。 「キリストの血」は、人類の救いのために予定された神様の奥義です。 また、天と地にある一切のものをキリストにあって一つに集められる神様のご計画の成就です。

 

贖いを果たされたキリストは、すべてのもののかしらとなられ、神様のみこころのままに天と地を治められます。 神様によって救われるよう定められていた私たちは、キリストにあって御国を受け継ぐ者となり、聖霊によって証印を押されたのです。

 

三位一体の神様が共に働き成し遂げ、私たちに与えてくださった「救いの恵み」は、それを本当に理解し、受け取る時、私たちを自然と賛美へと導きます。

 

世が造られる前から私のことを選び、聖なる傷のない子どもとしてくださった神様の深い恵みに感謝します。 キリストの血によって贖い、神様のものとされた恵みに相応しく行きたいと願います。 主が私を導いてくださり、私の救われた喜びの告白が、栄光の賛美として、周りの人たちに広がって行きますように。 御霊の照らしと導きがありますように。