今日の箇所(創世記 1:14-23)には、神様が造られた自然や被造物は、もともとすべて良いものであったことが示されています。

 

神様の創造のみわざは続きます。 第四日目に、神様は日、月、星を造られました。 昼を象徴する太陽と夜を象徴する月と星を造られたのです。 太陽や月、星の創造は、その運航のプログラムと共に、時間の観念をも造り出しました。 つまり、神様は、太陽や月、星のような形のあるものを造られると共に、季節、日、年のような形のないものをも創造されたのです。

 

私たちは、当たり前のように、神様が造られた時間と空間というプログラムの中に生きています。 それがあまりにも当たり前なので、誰もその不思議に思いを馳せません。 しかし、私たちがどこに居ようが、何をしていようが、神様の設定された時間と空間というプログラムの中に生かされているのです。

 

第五日目に、神様は海の魚、空の鳥を造られました。 神様の命令により、広大な海には魚が種類ごとに、広々とした大空には鳥が種類ごとに造られます。 そして、神様はそういった生き物に対して、「生めよ。増えよ。…に満ちよ。…増えよ」と祝福しておられます。 神様の被造物に対する愛が観て取れます。

 

創造された時には、すべてが「良い」ものでした。 すべてが調和と秩序とバランスを保っていたのです。

 

私たちが世の中を見る時、悪の存在にどうしても目が行ってしまいます。 しかし、宇宙はそもそも神様の御目に「良いもの」として造られたのです。 そこには、もともと何の悪の要素もなかったのです。

 

私たちが目にするあらゆる自然の営みは、すべて神様からの贈り物であり、楽しむべきものであることを憶えたいと思います。 美しく驚くべき被造物を見ながら、その造り主である神様をほめたたえたいと思います。 周りにある悪に目を留め、苦々しく思う前に、私たちを愛して止まない神様が、私たちが生きるのに相応しく造られた自然や被造物を喜び、感謝したいと思います。 創造主なる神様を崇める人生は、そこから始まることを肝に銘じつつ…。 御霊の照らしと導きがありますように。