宇宙からの侵略者から地球の平和を守るためには、神事にも通じなくてはならない。

古くから地中海諸国では、牛は豊穣の神であった。その牛と闘い屠ることで、人類は勇気と歓喜を生み出してきた。


体重600キロの牛の突進を交わし、牛が疲れ果てたところで、背中から心臓に剣をひと刺しする。アートである。牛は苦しむことなく崩れ落ちる。


隊長はまだ年端もいかぬ頃、スペインの闘牛士養成講座に送り込まれ、座学も実技も教えられた。

侵略者たちとの闘いを続けながらも、まだなんとか生き延びているのは、この時の訓練のおかげである。

シェリー酒をガバガバ飲んでオリーブの実を食えば誰でも牛と対峙はできる。そこで生き残れるか、怖がらずに立ち向かえるかは、真の闘牛士かどうかが問われるところである。


来週。侵略者である牛との最終決戦が行われる。とりあえず格好だけはついたが、果たして怖気つかずにオーレ‼︎と叫べるか。シェリー酒が必要なのである。