宇宙からの侵略者から地球の平和を守るために、今日も東京体育館でQRコードと戦っている。
今日で最終日なのだが、ついにデータが通ってアクデテーションカードが発行された。
フォトブースのお姉さんも喜んでくれて、3回も写真を撮り直しちゃった。
せっかくなので、彼女を平和維持活動に誘い出そうとしたが、怖いスタッフが後ろから睨んでいて、叶わずである。
Xabierと書いてあって、これをハビエルと読めというのは、そら無理である。ハビエルはマドリードから来たと胸を張っていたが、実はグラナダ出身の田舎者であった。
俺も40年前にグラナダにいたんだぜというと、急に南部訛りで饒舌になるあたり、憎めないやつなのである。
侵略者たちが、体育館の主電源をバチ切りしてボランティアの登録データが全部吹っ飛ぶとか、待ち時間が長いからとジジイが日本刀を振り回すとか、ヤバいことが待ち受けているのではないかと身構えていたが、なんとかなったのである。
招待客にこんな面倒くさいことをさせるのかとか、このカード(VIPラウンジ入場可)があれば観戦チケットはいらないのかとか、ボランティアに言われてもなぁ。会社では偉い人なんだろうけど、ここではカード交付を待ってるただの人なんですよ。こういう時は、そうですかそうですかと言えば、肯定も否定もしてないから良いんだよって先日の研修で学んだのね。
ボランティア姉さんたちはこういうジジイどもが、弱者に対してしつこくクレームを言ってくるのを知っているから、無視するという術を学んでいるのね。
俺が相手にされない理由はそういうことか。納得なのである。
男は黙って笑って飲んでいれば良いのである。

