チャンク (Chunk) という英語をご存知でしょうか?

 

辞書を引くと「大きなかたまり」という意味が出てきます。

 

単語を一つひとつ丁寧に意味を調べ、覚えていくのは、

 

語彙力を高めていく上で必要な作業ですが、

 

多読を目的とした読書の場合、または、分からない単語が多い場合、

 

幾つかの英単語を一つの意味のあるかたまりとして捉えるスキルは、

 

chunking チャンキング(チャンク化)learn in chunks チャンクで覚える

 

という方法で呼ばれます。

 

例えば、フェアリーシリーズの第3巻 Saffron the Yellow Fairy で具体的に見てみましょう。

 

"It's a bee!" she gasped. "Run!" Kirsty cried.

..........

"I wonder who lives here?" Kirsty panted

..........

Rachel and Kirsty looked at each other in dismay.

..........

"Saffron, you have to come with us!" Rachel burst out

..........

Rachel shivered as something soft and cold brushed against her cheek.

 

青でハイライトした部分は、どのページにも必ず1回か2回は出てくるという類の単語ですが、

 

これをチャンキングしてみると、こんな感じです。

 

 

頻出単語をフィーリングで分けました。

 

上記のハイライト単語は、右側のリストに多く当てはまる表現ですね。

 

意味を正確に把握するというよりも、その単語をイメージする力が、

 

チャンキングによって鍛えられます。

 

次に、こんなパッセージでは、

 

She reached into her pocket and took out her bag. It was glowing with a soft, silver light. When she opened it a cloud of glitter shot up into the air. Kirsty slipped her hand into the bag. "There's something here." She drew out a tiny, shining needle, threaded with a fine silk.

 

こんなチャンキングができます。

 

 

どれもキラキラというイメージを持つ単語ばかりですキラキラ

 

このように、チャンキングを有効に活用することによって、

 

言葉の持つイメージを意識しながら読書が進められるようになります。

 

広い視点から英語を見る。

是非、意識してみてくださいね。