Knuffle Bunny by Mo Willems
ストーリーは短くて読みやすいので、読み聞かせに向いていますが、この絵本をここでは、あえてお母さん向けとして、ご紹介したいのには理由があります
舞台は、ニューヨーク市のブルックリン地区。
バックグラウンドにブルックリンの日常風景を写した写真を用いて、その上に絵を描くという技法が、まず面白いです
主人公Trixie は、言葉を発する前の幼児さん
お父さんと一緒に、用事のため、お出掛けしますが、ある出来事がきっかけで機嫌悪くなるのですが、それはTrixie が自分なりに、お父さんにとっても重要なことを一生懸命、伝えようと必死になってるのです
でも、お父さんは不機嫌なTrixieをどう扱って良いか分からず、手を焼き、おうちへ
とにかく直行
無事、帰宅した二人を見た瞬間、お母さんが発したひとこと
Trixieが、ご機嫌ナナメな理由を、見事に言い当てます
お母さんの勘ってすごいなぁということを上手に描いた場面です
お母さんと一緒に過ごす時間が多いお子さんのことを一番良く理解してるのは、やっぱりお母さん
時には、育児に不安になったり、自信がなくなったりすることもあるのが子育ての時期だと思いますが、母親の勘って鋭いです
男性が女性に、唯一絶対かなわないことって、女性は子どもを産む性であること。
ということは、子どもを産んだ母親は、母としての智恵というものが備わってます
育児書も他人の意見も参考にはなりますが、それでも自分の感覚に頼る力も信じてみる
自分の子どものことは、母親が一番分かってるので、自分で自分を肯定し、母親としての自分をしっかり信じてあげる
やっぱりお母さんはすごいよね~と、背中を押してくれる、そんな一冊です