私は、以前、長くIT系の経営者として仕事をしてきました。

 

そのときから、特に大切にしていたのは「挨拶」でした。

 

お昼はITのお仕事、晩は霊能者としての期間を経て、霊能者のお仕事が100%となった今でも変わりません。

 

挨拶は、お相手に与える印象の大きな位置を占めますが、今日は、なかでも特に大切にしていたことを、お話いたします。

 

 

 

お相手に、お土産をもらったり、お食事にご一緒したり、ということがあります。

 

多忙な方が、貴重な時間を工面してくださるときもあります。

 

その場で、お礼を言うのは、もちろんのこと、加えて、軽くでもお礼を口にしてほしいのは、以下の2点です。

 

(1)別れ際。

 

 ・「今日は、ごちそうになりまして、ありがとうございました。」

 

 ・「今日は、楽しい時間を、本当にありがとうございました。」

 

 

(2)次回にお会いした時。

 

 ・「前回は、おいしいお食事をごちそうになり、ありがとうございました。」 

 

 ・「前回は、貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。」

 

 

 

さらに、ビジネスシーンであれば、次を加えると完璧と言えましょう。

 

(3)その日のうち、もしくは翌日にでも、お礼のメールを送る。

 

 

例えば、お食事をごちそうした側からすると、そのときにお礼を言われたいのは、もちろんです。

 

さらに、後日まで「覚えてくれている」ことは、大切にされているという感覚が伝わってきます。

 

これは、とても印象深く、うれしいものです。

 

 

「このあいだは、ケーキおいしかったね。いいお店教えてくれて、ほんとにありがとう!」

 

などと、久しぶりに会ったお友達であっても、前回のことから切り出されると、今回もあってよかったとポジティブな印象からスタートすることができます。

 

 

親しい間柄のお相手であればあるほど、連絡を取ることが多いことでしょう。

 

「昨日は、ありがとう、助かったよ」

 

・・・から、はじまる会話は、とても感じがよいものです。

 

 

 

 

親しいほど、「なれ合い」になり、しっかりとお礼を言わないひともいらっしゃいます。

 

いつも通り、ありがとうっていったからいいよね、という感覚の方もいらっしゃいます。

 

 

 

  しかし、大切な人には、そのひとの大切さを伝えることが、大切な人に対する礼節であることを忘れてはいけません。

 

 

 

淡泊すぎる態度を続けると、繊細な方ですと、「本当に感謝されているのかな?」といった不安すら覚えることがあります。

 

場合によっては・・・

 

「おせっかいだったのかな?」

 

「迷惑だったのかな?」

 

「あのくらいは当たり前、とでも思われているのかな?」

 

・・・などと思わせてしまうと、いい関係を長く続かせることが難しくなる場合もあります。

 

 

これは、お互いの感性・相性にもかかわってきますが、できるだけ繊細な方に合わせた対応を普段からしておくと、まわりにいい印象を与える機会が増えていくことは間違いありません。

 

 

カップルでも、夫婦でも、仲良くなってしまうと安心してしまい、相手にぞんざいな態度・言動を取る方がいらっしゃいます。

 

 

  たしかに、仲が良いからこそ、許しあえることを確認するという感覚もあります。

 

 

ですが、そればかりだと、いつか、嫌気がさすことがあるかもしれません。

 

 

ぜひ、大切な人には、大切であるという態度・言動を実践しましょう。

 

ややこしいことは抜きにして、まず、挨拶やお礼から、気を付けてみませんか?

 

 

 

今日は、霊能者が、マナー講座のような話をしてしまいました。

 

 

  実は、霊能の世界にも共通点があります。

 

 

クライアント様との関係でも同じですが、「霊との話し合い」でも同じなのです。

 

 

きつい怨霊さんをなだめる場合など、同じ場所に何度も行ったり、長い時間をかけることもあります。

 

相手が怨霊さんであっても、私は汚い言葉は使いません。

 

 

「大変でしたね。きびしい亡くなり方でしたね。そのような状況であれば、恨んでしまうよね・・・」

 

・・・などと、しっかり意思疎通を行います。

 

 

「怨霊め!いうことを聞け!やっつけてやる!」

 

・・・といった単なる悪者扱いなどは決してしません。

 

 

そんなことをして、霊が、心を開いてはくれないからです。

 

 

何度も、通ってなだめる場合には・・・

 

「また会えたね。前回は、少し状況を教えてくれて、ありがとうね・・・」

 

・・・などと話を進めます。

 

 

どんなにきつい怨霊さんでも、次第に表情がおだやかになるものです。

 

 

 

 

  先日、あるクライアント様のおうちで、霊の気配がするというので、行ってまいりました。

 

 

特に、怖い感じはしないのですが、なにかがいる気配や音がするというのです。

 

行ってみると、話は簡単で、そのおうちのご先祖様が、家業のことが心配で、来ていらっしゃったのです。

 

そこで、そのことを、クライアント様にお伝えしました。

 

「え~、こわい!」

 

・・・とおっしゃっていました。

 

 

「こわくないですよ。私たちも亡くなったら、おなじです。

 

あることを教えてくださるために、来てくださっているので、ぜひお礼をいいましょう!」

 

・・・とお伝えしました。

 

 

幽霊さんたちにも、お礼はつたわります。

 

たくさん、ご先祖様にもお礼を言ってみましょう。

 

幽霊さんたちも、ゆるやかですが感情は残っています。

 

たくさん、お礼を伝えたなら、できるだけ守ろうとしてくれるのです。

 

 

 

どんな愛情も、表現が伴わないと、十分に伝わりません。

 

さらに、一方通行に見えてしまうと、いつか、壊れそうになるかもしれません。

 

 

ありがとう、を、たくさん言いましょう。

 

小さな愛情を、たくさん込めて、ありがとうと伝えましょう。

 

 

大切なひと、生きている人にも、もうなくなった人にも、たくさんのありがとうを、伝えてまいりましょうね。

 

 

 

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霊能者 丸山輝夜のホームページ

 

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