私は、文化財廻りをメインに旅行しています。神社仏閣によく行きます。

指定文化財がある所には、国、都道府県、市町村が設けた案内版がある。

その指定文化財がない所も多いのですが、寺社の由緒書きがあります。

参考になるので読みます。辿って来た歴史などがわかるのでいいです。

 

案内板の記述で、気付いた事があります。中世から江戸時代に特にですが。

戦乱や天災もそうですけど、火事で焼けて、後に再建の記述についてです。

 

数十年後に再建なる、この記述を多く目にします。少し考えてみると。

それは当時は生活が苦しい、戦国時代だったら何が起こるかしれない。

檀家も銭がない。浄財集めも出来にくい。今と違って寄付なんて夢ごと。

でも、その地域の人々は再建を願う。時間がかかる、数十年となったり。

 

言いたいのは、こうです。寺社の全焼とかを20代頃に見ていた若者が。

数十年後に、前にあんな事があった、われわれが元気なうちに再建しようと。

それで、長老に教えを受けて何とかやってのける、これが多いのではと思う。

 

当時は平均寿命が短かったので、40代頃から上の人達は、再建を諦めたり。

それで言うと、30代頃の人達も、何とかしたいけど歳も歳、若者にたくす。

当時、20代位の人達が数十年後に大働きをした。長老から知恵を授かって。

その地域の寺社はとても大切です。昔は、若者が自分達の代で何とかしようと。