先日、映画を観てきた。
観た映画は「TOKYOタクシー」
倍賞千恵子と木村拓哉が共演のヒューマンドラマである。
2023年に上映された「パリタクシー」の日本リメイク版である。
あらすじとしては、タクシードライバーと高齢の女性客が長旅をするうち、徐々にタクシードライバーに心を許していく高齢女性客が、彼女の壮絶な過去を語り始める。
タクシードライバーと客として偶然出会った2人の人生が、そこから大きく動き始め、想像を超える終わりを迎える。
観終わったその晩、家でアマプラの「パリタクシー」を観た。
ディテールに多少の違いはあっても、全体的なあらすじは一緒であり、観終わった後に残る感情もほぼ同じ感覚であった。
キャスト的な部分で言えば、タクシードライバーのイメージとしては「パリタクシー」の方がしっくりきた。何の違和感もなくストーリーにすっと入れた。
「TOKYOタクシー」の方は、キムタクの持つスター的なイメージがどうも邪魔をする。見た目的に深みが足りない感じもある(汗)
二作品の中で大きく違っていたのは、ドライバーの家族の存在であった。
「TOKYOタクシー」の方は、家族が最初から最後まで登場し、作品の主要な部分を占めていた。そして、そこに金銭的問題が絡み、ところどころで気になってしまった。
「パリタクシー」の方は、最後の老人施設を訪れる時に家族が登場するくらいであった。しかし、それだけであっても、作品の結びを演出するには重要な役割を果たしていた。こちらの方にも金銭的問題はあるのだけど、それをリアルな見せ方にはせず、観る側の解釈に委ねるような見せ方であった。まぁ、それもそれで気になるのだけどね(汗)
自分的には「パリタクシー」の家族の存在感の方が、ドライバーと高齢女性客とのやり取りに集中でき、シンプルで良かったのかなと思った。
以上!
なんか...今回は映画レビューというよりも、原作とリメイク版の比較論みたいな記事になってしまったなぁ(汗)






