検証もすべて終わったので、メイン用具(SALC+両面09C)を昨日・今日とフルタイムで使えた。
やっぱ、ビスカリアと比べると、特素の硬さ(SALCの衝撃)が目立つね。特に軽く振っただけの時にそのことを強く感じる。一昨日は久しぶりのフルタイム使用だったので、利き腕のあらゆる関節、肩甲骨周りが痛かった。昨日は2日目で慣れたためか、そこまでではなかったが、手首と肩甲骨周りが若干痛かった(今日も・汗)。
痛くなる理由は何故なのだろうね。
先端重量というのも要素としてあると思われるが、その対策としてグリップエンドにウエイトを貼って重心調整をしている。
そこで、ビスカリアとSALCの重心比較をしてみた。
使ったのはポールハンガー。
これのてっ辺にラケットを乗せ、水平姿勢で止まる位置を探ってみた。
結果、こうなった。
さらに、垂直と水平を見るために長方形の線を引いてみた。
ほとんど同じ重心位置に見えるが、SALCの方がビスカリアよりほんの若干手元側にあるようにも見える。これはグリップエンドのウエイトの関係であると思われる。ただ、若干の違いはあっても、それは誤差の範囲と思ってよいであろう。
あれ…?
ラバー重量はビスカリアの方が重いのに、重心はほとんど変わらない。それなのにSALCの方が腕や肩への負担は大きい。これって何なのであろう。
考察するに、これはやっぱり特素材によるものではないだろうか。
SALCで打球するとき、打球時の衝撃を感じる。ビスカリアは特素を感じない非常に軽やかな打感である。同じ「スーパー」が付く水谷隼・張継科らのスーパーZLCでも、軽やかな感触であった(特素材の存在は感じる)。それがSALCではガツっとした衝撃を感じる。その衝撃に負けないよう腕力で押し返しているような感覚がある。最初はここまで気付かなかったが、長く使い続けていくうちに“自分のスイングってそうなっているな”と、SALCを使いながら感じることが多くなった。
でもまあ、グリップエンドにウエイト貼ったことで重心バランスが良くなり、遠心力による負荷の部分はなくなった。このことによって身体への負担は軽減しているので、このままSALCのメインは大丈夫であろう。あとは台上の長短のコントロールをもう少し向上させないとだ。
と、そのようなポジティブな考えがある反面
厄介なラケットにはまってしまったなと思う、ネガティブな面も実はあるのですわ(汗)。