ビスカリアスーパーALCの三回目(初期レビューに代える記事) |  teruの日々雑感 ~そして~

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クラブ練習での用具

 

 

 

 

ビスカリアスーパーALC+09C+05ハード

 

結論的には…ありと思うが、自分にはなしである。

 

バック09Cに慣れきっている自分には、テンションを使うことが難しくなっているかもしれない。09Cの粘着質で引っ掛けて操作する感覚が、05ハードであるとそうはならない。掴む感覚はあるのだが、09Cのように引っ掛けてパワーをため、瞬間的に一気にパワーを放出するという感じにならない。スピードとバウンド後の伸びは05ハードの方がある。そのメリットは多大なものがある。しかし、09Cにはバウンド後の変化と沈み込みがある。ラバーの方向性(特性)は全く別物である。

 

05ハードを自分の好む打球の質的に扱うことができなかった。扱うためには自分のスタイルを変えるしかない。しかし、それは自分が望むものではない。ということで、両面09Cが自分のスタイルにベストマッチであることを再確認した練習であった。

 

ん?…

 

今回の検証はそういうことでなかった(汗)

SALCと05ハードの組み合わせの相性検証であったな。

 

結論としては、合わないわけではない。

05ハードも粘着的な要素を持っているので、SALCでも使いやすい。スピードも出しやすい。ただ、そこ止まりなのである。SALCに合わせたからといって、威力が上がるわけではなかった。威力だけであればビスカリアに合わせた方が感じる。

 

試しに、用具をビスカリア+両面09Cに替えて打ってみた。

 

SZLCの組み合わせと比較してのメリット

 

・回転をかけやすいし、実感としても回転量がある。

・ラバーとボールの接触の感覚を感じ取れる。

・緩急のメリハリをつけやすい。

・ミート系の重さを伝えられる。

・一発の威力を感じる。

・上記のことから気持ちよく使える。

 

逆に言うと、SALCは

・ビスカリアより球離れが早めのためか、回転を感じにくいところがある。

・ラバーとボールの接触の感覚が薄い(上記の球離れの速さと、特素の軽やかな感触が関係している)。

・ビスカリアほどに緩急のメリハリを付けれない。

・スピードとキレはあるが、打球の重さは不足している(これは一発の威力にも言える)。

・上記のことからビスカリアほどの気持ちよさはない。

 

ビスカリアの組み合わせと比較してのメリット

 

・スピードを出しやすい。

・弾みを出しやすい。

・そこまでパワーを必要とせず、ドライブを含めた良い攻撃打を楽に打てる。

・少々体制が崩れてもイメージに近い打球を打てる。

 

という感じである。

 

ビスカリアSALCを簡単に言うと、パワーを必要とするラバーでも、それほどパワーを必要とせずに使えるようになるラケットであるね。09Cなどはその最たるものである。だからSALCは09Cとの相性が良いというのもありそう。

 

自分の中では、ビスカリアSALCを使うとしたら両面09Cの一択しかない。片面をテンションという選択はない。なので、今後の検証スケジュールは以下の予定に変更した。

 

①:D80+D64のスピード系ディグニクスの組み合わせ

②:テナジー25+①の結果で相対的に相性の良かった方(あるいは05ハード)

 

09Cとの相性を売りにしているラケットで、両面テンション系というのもどうなのかとは思うが(汗)

まずは以上を検証して、最後にまた両面09Cを試して、それから継続か否かの結論を出そう。

 

今の段階ではビスカリア有利である。両ラケットだけの比較で言えば、ビスカリアは自分の力で打つラケットで、SALCはラケットの力で打つラケットというイメージである。その点でビスカリアの方がしっくりする。

 

ビスカリアSALCは決して良くないラケットではない。むしろ、これだけ攻撃が楽なラケットはない。その割に台上操作もやりやすいラケットである。他のラケットより優れた性能を持っているラケットであると思う。右腰の不調が続いている自分には神ラケットかもしれないが…。

 

まあ、このようなラケットに巡り合えただけでも、卓球人としては幸せなことである。